米国株、強気相場に | 経済あらかると

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 1日のNY市場では長期金利が低下したこともあり、ナスダックが一段高で、ついにザラ場での最高値をも超え、これで株価3指標すべてが最高値を付けたことになります。このため、米国株式市場は当面、強気相場が続くとの見方が出ています。

 

 ダウとS&P500はすでに過去最高値を更新していますが、ナスダックだけが21年11月の高値を超えられませんでした。しかし、昨日は金利低下もあってナスダックは!83ポイント高の16,274.94をつけ、ザラ場での最高値も上回りました。

 

 その原因ともなった金利の低下は、ISM製造業指数が2月は47.8と、前月の49.1からさらに低下し、16か月連続の50割れとなったこと、ミシガン大の消費者センチメントも悪化したこと、シカゴ連銀のグールズビー総裁が、抑制的な政策金利のもと、モノや労働需給が緩んでいて、インフレの改善が続くとの見通しを示し、利下げ期待を呼んだこと、などがあります。

 

 このため、10年国債利回りは前日の4.252%から4.1856%に低下しました。ヘッジファンドがハイテク株を売っているとのレポートもありますが、昨日はエヌビディアも含めて、ハイテク株が買われ、ナスダックを押し上げています。