IIF(国際金融協会)が15日に発表したデータによると、新興市場のポートフォリオには1月、2月ともに資金が流入していましたが、3月前半では45億ドルが流出したと言います。
今年1月には660億ドル、2月には229億ドルが新興市場に純流入していましたが、3月前半では45億ドルの純流出になりました。内訳をみると、台湾株式から28億ドル、南アフリカ債券から17億ドル流出。このほか、韓国株式から10億ドル、インド、インドネシア、ハンガリーの債券市場からそれぞれ4億ドルが流出したと言います。
欧米中銀による急激な金融引き締めが、3月になってポート圧縮に作用するようになったのでしょうか。今後の動きに注目です。