東京の8月長雨の影響、407億円の損失 | 経済あらかると

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 今年の8月は、東京で雨が続き、日照率が20%と、異常な日照不足となりました。そこで、帝国データバンクが、家計消費や産業に与えた影響を調べました。

 

 この調査によると、東京の長雨、日照不足で、住宅関連支出や宿泊、飲料などの支出が影響を受け、東京の家計で例年より189億円、全国ベースでは407億円の支出の減少が見られたと言います。

 

 産業別では、旅行や理美容など、「対個人向けサービス業」で95億円、夏物衣料を中心に「商業」で65億円、アイスクリームや飲料など「飲食料品製造」で36億円、需要が下振れしたと言います。

 

 地域別では関東が352億円で最大となり、次いで近畿が13億円、中部が12億円、東北が9億円の影響となっています。

 

 今月末には総務省が8月分の「家計調査」を出します。ここでこれらの影響がどの程度見られるのか、注目です。