娘の介護を初めてから沢山の壁にぶつかり、その都度、問題解決!とは行かなくても、なんとか妥協点を見い出してやってきました。
私は、ウチと同様にご家族の介護をされている色々な方のブログを読んでいて、家族会の方々の話もオンラインミーティングで聞いていますが、とにかくホントに壁が多いなぁと感じます。
私が大学を出て30年近く会社勤めしていた時にも感じましたが、一生懸命にやるほど、周りに足を引っ張られるという感じが似ています。
介護職の方も、自ら希望してやっている方だけでなく色々な事情で介護職についているのかもしれませんが、一言で言うとやる気が無い。きちんと時間を守れなかったり、報告連絡相談が出来なかったり。
そして、ちゃんと出来てない事に苦情を言えない時代になりました。最近はカスタマーハラスメントと言う言葉が出来ましたから、極端に明らかなカスハラではなくても、何か注文をつけるのを躊躇してしまいます。
リハ病院は診てやっているという態度の時が多くて、患者に寄り添ってくれる職員は非常に少ないです。職員は当然ながら病院の規則や仕組みに縛られますから、患者に不利益な事も普通の事、当然の事の様に言って来ます。それ、もし貴方が患者の家族だったら、どう思いますか?とか言いたくても言えない。勇気を出して言ったとしても馬耳東風。自分達のルールが優先なのです。
悲しいけど、この仕組みは簡単には変えられない。仕方ない事なのでしょう。
皆が目の前の一人の患者を何とかしたいという気持ちで働いているわけじゃなく、沢山いる患者をさばききれず、最低限の仕事しか出来ない。アップアップなのかも?その事に不平を言ってはいけないのですね。
ウチの子は、まだ口からの食事は充分に取れるようになっていません。でもリハ病院は180日が来たら退院で訪問STに引き継がれましたが、やはり食べれるようになりません。病気だから仕方ないのではなく、やり方が教科書通りではダメなんだと思います。良く我が家に来ているSTが言ってます、◯◯さんは教科書と違うって。他にもそういう患者さん居るかもしれません。教科書通りゼリーを食べていても、多分ご飯は食べれるようにならない。もっと熱心にやって欲しくても誤嚥性肺炎を恐れるあまりチャレンジ出来ないんですよね。
去年の春くらいにご飯🍚を食べさせてみたら、というリハ友さんのアドバイスに勇気づけられて、ゼリーヨーグルトプリンスープのローテーションを脱出し介護食を食べ始めました。しかし、秋にボトックスを首に打ったせいで、全然食べられなくなりました。その後、ボトックスの効果が切れてからは、少しずつ食べられるようになりましたが、介護食に戻るまでは行かず。そして最近、ようやく普通のご飯🍚にトロミがあるカレーなどをかけたりしたら食べられるようになってきました。これもチャレンジャーのリハ友さんのアドバイスに背中を押されてチャレンジしたから、出来るようになってきたわけで、彼が居なければ、やっぱりもう食べられないんだな、と諦めてしまったかもしれません。
リハ病院でも在宅でも、チャレンジ精神を持ってリハビリに取り組んでくれる人は少ないですね。その事に不平を言っても変わらないのだとしたら、私がチャレンジャーになるしかないんだな。沢山の壁があって、乗り越える為には、私がアクセルを踏むしか無いんだなと感じます。
ようやく普通のご飯🍚を食べられるようになってきたので、次の目標は食べられる量を増やし、テーブルでも食べられるようにチャレンジしていきます。(今はベッドで50°くらいの姿勢で食べていますので。)どうしても首の力が無くて、直ぐに俯いてしまうので、それを何とかしようと、テーブルにミニ花台を乗せて、その上に茶碗を置くようにしたら、あまり俯かなくなってきました。