こんにちは。園庭研究所の石田です。
『保育本来の遊びが障害のある子どもにもたらす意義 -「障害特性論に基づく遊び」の批判的検討から -』松井剛太 氏(香川大学)のご研究のつづきです。
<以下、松井氏の論文より抜粋(文章の流れを考慮し、一部調整して書いています。)>
幼児が主体的に遊びを展開するように、「教材」ではなく「遊材」から実践を構成したところ、子どもたちが様々に遊ぶ姿が見られた。
(遊材=どう遊びに使われるか何を学ぶかはそれぞれの子どもにより違う。)
こうした遊びの構えを探る実践では、教師の視点が「遊べない原因としての障害特性」から「結果から発見される遊びの構え(Playing Disposition) 」へシフトした 。
特別支援学級において子どもたちを楽しませる授業づくりのコツは、
教師が有する障害の知識で可能になるものではなく、
子どもを見る洞察力と子どもを引き付ける魅力によるものだろう。
まとめ:
・個々の子どもの遊びの構えに注目することが次の遊びの充実にもつながる。
・「障害のある子どものいる保育」を実践することは、すべての子どもが遊びやすい環境を追求することになり、クラス経営的な意義を持つ。
園庭研究所 代表 石田佳織
お問い合わせ: 電話:080-2381-8611 / メールを送る
次をクリックで、まとめのページをご覧いただけます。→ 研修・ワークショップ / 園庭 好事例 / 園庭の研究紹介 / 園庭づくり
園庭研究所の講座を受けて下さった、造園・建築・都市計画のご専門の方をご紹介しています。→ ご紹介ページ