いのちを継ぐ、野菜づくり:種まき | 心と体と学びをはぐくむ園庭を

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野菜の種まきを、娘としました。


こんにちは。
子どもの“心”と“考える力”をはぐくむ庭づくり の石田です。

道ばたにはいろんな花々で満たされてきて、春らしくなってきました。

庭仕事も庭遊びもしやすくなってきて、嬉しいですね。^^


さてさて、先日娘と、野菜の種をまきました。

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これまでは、苗をホームセンターで買ってきて育てていたのですが、

今年からは、種まき→育てる→収穫→種とり…で、いのちを継ぐ野菜づくりをすることにしました。

種は、固定種(こていしゅ)という、種屋さんや農家の方が、自分の畑の中にある出来の良い作物から種をとって作ってきた、良質の種を使います。

この固定種での野菜づくりは、昭和40年くらいまでは、当たり前でした。


けれど、今一般に出回っている種のほとんどが、F1種(えふわんしゅ)です。

F1種は、おしべが出来ず種を作れないものだったり、おしべが出来て受粉したとしても子世代は形も性質もバラバラで栽培しにくいものです。



成長して、受粉し実をつくり、種をつくって子孫を残し、命を継いでいく…。

これは、植物として、生きものとして、当たり前のことなのですが、

現在流通している作物の多くが、子孫を残せないように作られています。

(残せたとしても栽培しにくいので、多くの農家の方が毎年新しく種を買います。)


F1種…。

生きものとしては、不自然な、なんだか可哀想なことになっていますが、

日本の、世界の、膨大な人口を支えるためには、育てやすくて収穫後も長持ちしやすいF1種作物は大きな役割を果たしてくれています。



でも、家庭で家族のためだけに野菜を育てるのなら、

子どもと一緒に食べることや生きることを学びながら野菜づくりをするなら、

私は、種をまいて育てて、また種をとって、いのちを継いでいく、固定種での野菜づくりをしたい…と思いました。



なので今回は、種とりをしながら野菜づくりをされている、知り合いの農家の方から固定種のタネをいただいて、育てることにしました。



夏に向けて、きゅうり・なす・トマト・かぼちゃ・バジルの種をまきました。
それぞれの野菜の場所につける名前シールは、娘がはりきって作ってくれました。^^


芽が出てくれるかな?
わくわく。


5月中旬になったら、畑に植え替えです。



固定種・F1種については、以前に詳しく書いていますので、よろしければご覧下さい。
命の源 “種”(タネ)について考えたことがありますか?
地域の在来野菜を食べること・継いでゆくこと
子供たちに伝えたいこと:F1種の長所と短所
子供たちに伝えたいこと:種がとれない F1種
子供たちに伝えたいこと:いのち



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