・有明めし (赤貝缶詰め、のり)
・なすのみそ炒め
・明太子入りだしまき
・アスパラガス旨出し
・ぎょろっけ
・えのきの梅肉あえ
・ピーマンのりあえ
・高菜漬け
第一印象
おっ大きな赤貝が入ってる!今日は有明めし!!
歯ごたえがあって美味しいんだこれ!
好きなぎょろっけも入ってる!今日も卵は控えておく!中身の明太子だけ出してHさんへ。
食べてみて
赤がいのもちっとした食感がたまりません!
アスパラガスにしっかりとした味がついてる!ちょっとピリ辛?なにこれ旨い!
梅肉がしっかりきいたえのき!ぎょろっけは安定の旨さでした!
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食育ポイント
有明とは陰暦の十六夜以後月が満月を過ぎて出が少し遅くなり、かけはじめを感じさせるようにためらいがちにのぼる頃、空にまだ月があるのに夜が明ける様子のことを言うそうだ。有明という地名は東京にもあるが今日は九州の有明海。海苔網がモザイクのように広がる海に月が映り空が白み始める光景など何ともロマンチックかつ豊穣の香りがする。
有明海は長崎、佐賀、福岡、熊本の四県が面しその恩恵に浴する。在庫やりくり週間の本日はそんな有明海にちなんだ内容。勝手に有明めしと名付けているのは赤貝(さるぼう貝)の缶詰とのりを混ぜ込んだごはん。赤貝缶はどこででも売っているが使うのは熊本県の地元メーカーのもの。何しろ粒が多くふっくらしていて甘すぎない。とろみのついた汁は捨てて身だけを洗いあぶったのりとしょうゆを少したらしてさっくり混ぜるだけ。海苔はもちろん佐賀のり。あとは福岡産のアスパラに明太子、秘蔵品の佐賀のぎょろっけ。熊本の高菜漬けといったところ。
関西に出回るアスパラはほとんどが福岡か佐賀産。おそらくハウス栽培かと思うが本場長野から帰ってきたばかりなのでその白っぽさが気になる。成長が早いアスパラは収穫がタイミング勝負と聞くが多少とうが立っても青々とした太陽をしっかり浴びたものであってほしい。
有明といえば横浜にありあけハーバーという洋菓子がある。パッケージにはあのトリスおじさんに似た船乗りのイラストがあしらわれている。作者は柳原良平氏。昭和を代表するイラストレーターだ。その柳原氏が昨日亡くなった。開高健、山口瞳各氏と共にサントリー宣伝部黄金期のメンバー。イラストレーターという職業の創始者と言ってもよいだろう。あの時代の広告宣伝には絵もコピーも手書きのよさがあった。ユーモアの影に哀愁があった。世間をさわがせている○○のデザイン盗用問題。デザイナーが描くことをやめてしまったことのつけだと思う。さらば昭和。合掌。
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