ベース藤原君が自分の曲を気に入ってくれたことで、ようやくバンドがスタートすることに。
ただ‥まだメンバーは2人、絶対的にドラムが必要である。
ギタリストも必要ではあったけど
”弾いて欲しいと思うフレーズを自分が弾けばいいや”
ってことでドラムさえいれば‥ということに。
要のリズムがなければこのバンドの話もなくなってしまうかもしれない…
そう悩んで頭の中でぐるぐる、今までの関わりのあるドラマーを浮かべてみた。
…いた…
後藤勇君という、結構パンチがあって華のあるドラマー。
だが…ちょっと訳ありで、彼をバンドには入れたくなかった。
ドラムは上手だったし、面白い男でもある。
なぜ、あまり乗り気がしなかったのか
更に遡って説明しよう。
…これはたぶん、1997年から1998年にかけてくらい。
相変わらずバンドのメンバー募集に明け暮れていた頃、電話が鳴った。
出ると"ドラムをやりたい"ということと
"加入できるバンドを探している"とのことだった。
この時も確か、オリジナル曲が何曲か入ったカセットテープを渡して
その後すぐに2人でスタジオに入った。
vocal&guitarとdrumの2人。
この時は曲を気に入ってもらった、というよりは2人で音を出して楽しかった…って感覚。
そして、バンドのメンバーというよりは友達になった。
新しい曲が出来るたびに2人で合わせたりしながらも
普段は一緒に飯食ったり、あーだこーだと音楽やアルバイトなんかの話をした。お互いよく笑い合って話していた。あの頃一体何に笑ってたんだろう。いつも腹抱えて笑ってたなぁ。
3ヶ月くらいの間だけベースの女の子が加入して3ピースバンドになったが、
その子は突然送ってきた手紙を残して消えてしまった。
その手紙には「ちょっと訳あってバンドができなくなりました。すみません。」とだけ書いてあったっけ。
そんなわけでまた2人に戻ってしばらく月日が経ち、事件は起きた。
ケンカしたわけではないんだけど、
いつものように2人でスタジオに入った帰り道。
急に後藤君はこう言った。
「今さ、時間あるから一緒にやってるだけだから。」
これには流石に
めちゃくちゃショックだったのと…頭に来たのとで。
すぐにこう返した。
「あ、そうなんだ。じゃあもういいよ。やめよう。」
そう言い放って別れた。
その後、一切連絡も取り合わなくなった。
…そして、その後出会ったのがベース藤原君である。
藤原君から、「誰かドラムいないかなー」と言われて
後藤君の話をしたら…
「誘おうよ!とりあえずスタジオに入りたい!」
ということになって、話だけしてみることに。
それと、後藤君に借りたままのCDがあったことを思い出した。
連絡をとって渋谷のマクドナルドで会って話をした。
別れ方は別れ方だったけど、相当仲も良かったこともあってか、前にムカついたことも忘れて今までと同じようにお互い笑い合って話していた。
その中で「最近、新しくベースが見つかって凄く良い感じなんだよね。今ドラム探してるんだよ。」と話すと
「そうなの?!俺やりたい!」
二つ返事で答えられた。
一瞬ためらったものの、入ってもらって3人でスタジオに入ることになった。
最初に入ったスタジオで2曲を演奏したんだけど、個人的にめちゃくちゃ手応えがあった。
"俺がやりたかったのはこれだ!ライブやろう!"
そういえばライブやろうと思えたのはこの時初めてだった。
後藤君のプレイは相変わらず良かったけど、前に合わせた感じで。
とにもかくにも、ベース藤原君のフレーズがとてもメロディアスで素晴らしく
"自分の曲にこんなフレーズ付けてくれるのか!"
と、ただただ感動したのを覚えている。
それからは3人で週に1回くらいのペースでスタジオで定期的な練習を始めた。
当時のライブハウスには夜のステージへ進むためのオーディションライブがあって
これに受からないと夜に出れない会場がほとんどだった。
まずはオーディションライブだ!
ということで。
東京 下北沢CLUB251と下北沢GARAGE、2ヶ所のオーディションライブの問い合わせをしていた最中…またしても事件は起きた。
次回へ続く。。。
萩原大介が以前に組んでいたバンド
cublic-setts(キューブリックセッツ)
12年ぶり、一夜限りの復活LIVEを音源化。
通販開始!!
cublic-setts「like a seagull vol.0」
2019.12.27@下北沢CLUB251
01. distortion(3pieces)
02. クラッカー(3pieces)
03. 虹の中へ(3pieces)
04. 空白(3pieces)
05. ユーフォリア(4pieces)
06. アイリス(4pieces)
07. Henry(4pieces)
08. mirai(4pieces)
09. ストロボ(4pieces)
10. like a seagull(4pieces)
11. ペイン(4pieces)
¥1,500(CD-R仕様)
◆ 3pieces
Vo&Gt:萩原大介 / Bass:藤原基純 / Drums:榎原直人
◆ 4pieces
Vo&Gt:萩原大介 / Guitar:冨田篤生 / Bass:藤原基純 / Drums:井上博毅
https://art-box.stores.jp/?category_id=5eae693bcee9ea0d18111628
【レギュラー番組】
兵庫県尼崎市にあるコミュニティーラジオ局
FMaiai(82.0MHz)にて
毎週金曜日PM12:00〜12:45
「萩原大介の週刊パズルなラジオ」
次回放送は5/8金曜日です。
Listen Radio(リッスンラジオ)
というアプリをダウンロードして頂ければスマホで全国どこからでも聞くことができます。
※また毎週金曜日AM8:15〜9:00まで、先週の再放送もあります!
聞き逃した方は合わせてチェックしてくださいね。
【スタジオライブ生配信】
5/9土曜日21:30〜
スタジオライブ生配信!
※過去の配信動画も見れます。
(ライブ履歴、をチェックしてください)
https://twitcasting.tv/hagiwaradaisuke
【LINEスタンプ】
萩原大介のLINEスタンプがリリースされました!デザインは岩本伊津美さん。
スタンプショップで萩原大介を検索、クリエイターズを選択してください。
https://store.line.me/stickershop/product/11173847/ja
【アルバムリリース情報】
発売日:2020.02.05(水)発売
■ 萩原大介「夕凪の唄」
■ 収録曲
1.Entrée
2.サーチライト
3.AM4:30
4.パラレルワールド
5.ステレオタイプ
6.La dualité
7.風車
8.ラストダンス
9.Promenade
10.アイリス
11.エーテル
12.アルメリア
13.夕凪(Live at the room)
■ 品番:ZCST-051
■ 価格+税:¥3000+税
■ レーベル:ZERO COOL
サブスクで1st album風景の唄の配信がスタート!
萩原大介 / 風景の唄
配信始まりました。(サブスク、ダウンロード)