セピア | 萩原大介のShortStory

萩原大介のShortStory

シンガーソングライター ハギワラダイスケ オフィシャルブログ

夕暮れの街 絶え間ない日々の残像
ささいな言葉の中に 繋いでいたものがあるよ

空っぽのような毎日 すれ違う人の群れ
僕らいつだって 未来に託して

笑っていた思い出も
涙ぐんだ思い出も
隣で寄り添っていたんだよ

そうさ
誰かの言う通り 進んだわけじゃない
何も見えなくても


落とした約束は 塗りつぶした幼い声
誰か拾ってくれるのを
無意識に待っていたんだろう

にじんだ景色はもう見たくない そうつぶやいた
僕らいつだって 未来に託して

この空の向こう
遠くまで届いて
聞こえていたらいいな

いつか
あの頃のまま抱いた想いを
伝えられたら


そうさ
どこにだっていける 忘れずにいよう
これから先も