20日から22日までの間、広島県尾道市、愛媛県今治市、
そして高知県高知市を会派で視察してきました。
尾道市では、スロフードによるまちづくりについて。
尾道市も姫路市と同様、平成の合併により市域が広くなり、
特に、農業地帯や山間部、また諸島域を含む沿岸部が加わり、
農林水産部門の比重が高くなっています。
そこで、まず、地元の人に地元の産品を知ってもらって、
地元で消費することを狙い、今回の事業がスタートしたようです。
ただ、現状は、まだ道半ばのようで、農林水産の目に見えるような振興には
繋がっていないようです。
先日のブログでも書きましたが、TPPに絡み農林水産業、
特に農業が大きな転換期を迎えています。
強い農業を作るためにも、国の施策も当然ですが、
基礎自治体レベルでも、生産から消費へ繋げる新たな取り組みが必要です。
今治市では、タオルによる地域振興施策について。
今治市は、造船とともに、タオルの生産で大変有名ですが、
最盛期に比べると国産タオルの消費が大きく落ち込み、
タオル生産に関わる事業所の数も減少の一途をたどっていたようです。
このことは、市内の雇用や税収入にも大きく影響していました。
そこで、2006年から商工会議所やタオル工業組合と行政が連携して、
これまでと違った戦略でタオルを売り出そうとタオルプロジェクトをスタートさせました。
これまでは、国内外ブランドのタオルの生産をしていたのを、
今治タオル独自のブランドを立ち上げ、
ユニクロのブランド化にも関わっている佐藤可士和氏が、
ロゴデザインやクリエイティブデレクターとして携わったこともあり、
急激な業績の回復とまではいかないまでも、
売上が下げ止まり、回復傾向にあるようです。
市内のデパートでも今治タオルのコーナーがあるところも増えてきており、
今後、業績の回復に向かうことが期待できそうですね。
行政として、地場産業の振興のための支援をしていくことは
必要なことだと思いますが、どのまで関わるか、どの程度関わるかが
課題の一つだと思います。
職員の方の説明では、職員があまり入り込み過ぎないことも重要であるとのことでした。
いずれにしても今回の今治市の事例は、数少ない成功事例の一つかもしれません。
高知市では、親子方式による中学校給食の実施と
坂本龍馬を生かした観光プロジェクトの推進。
中学校給食は、姫路市でも現在議論されていることろですが、
その実施方法は、メリットデメリットはいろいろあります。
今回の高知市の事例は、親子方式による給食ですが、
もともと隣接地で実施しやすい状況で行っており、
今後、この方式を拡大する予定ではないようです。
坂本龍馬を生かした観光プロジェクトでは、
大河ドラマ「龍馬伝」の成功とその後の観光施策について
視察してきました。
高知市は、大きな産業がないだけに観光に依るところが大きく、
特に、坂本龍馬を前面に出して、いろんな観光施策を実行してる印象でした。
その中で、「龍馬伝」が終了する前に、その後の方策を考えていることが
大変有効であると感じました。
