乃木坂46橋本奈々未のソロ曲「ないものねだり」のMVが公開されました。
個人的な感想ですが、
「ないものねだり」は近年の秋元康が手掛けた曲の中で、
私は傑作の1つだと思っています。
橋本奈々未の心境や価値観、美意識、信条などが、
この曲から感じ取れます。
歌詞に関しては、橋本本人が秋元康Pに心情を手紙に綴って渡したようですね。
私の想像ですが、橋本の手紙を読んだ秋元Pが彼女の心情・信条・価値観を汲んで
歌詞を書き上げたのでしょう。
この曲の歌詞に説得力や厚み、重みがあるのは、
橋本の手紙が作詞者・秋元康に創作意欲と発想を与えたからだと思います。
「ないものねだり」のMVに関してですが、
橋本奈々未が持つ「繊細で儚い漂泊の美」がとても上手く引き出されていますね。
港町・横浜が持つ人と物が行き交う故の切なさ、港と青い海と大空が持つ解放感が、
卒業への寂しさと喪失感を増長させています。
橋本奈々未が芸能村から飛び立つ日が静かに近づき、
砂時計は音も無く落ち続けています。
残された貴重な時間を橋本奈々未と
彼女の熱烈なファンが有意義に過ごせることを願っています。