術後長期の体調不良への対処 その1
術後の体調不良に対する対処法について私の考えを少しずつまとめてゆきます。
自分自身の免疫領域を主とした研究歴と経験にネットなどの各種情報などから考えてみました。
その結果、体調不良の原因は
不良な睡眠
にあると自分なりに確信しました。
なあんだ、あたりまえじゃないか!
と思われるかもしれませんが、
それが当たり前とはいえないのです。
その背後には理由があるのです。
その理由について解析しました。
ネットをみておりますと
睡眠は日々の活動のためにとても大切だ、
良い睡眠をとるには‥
などと書かれているサイトがたくさん出てきます。
そしておよそその内容としては
睡眠改善方法についてが主体となっていて
食養生とか、生活のリズムとか、運動とか、
はたまた
サプリメントをとりましょうなどと書かれていることが多いで
す。
でも、その根本である
どうして睡眠が大切なのか
そして
睡眠改善の根本的なポイント
についてはまず出てきません。
よく知られているように
歳をとると睡眠の質が低下して時間も短く
なります。
夜中にトイレに起きるから
というところがその現れの代表的なところですが、
実際には
尿がいっぱいに溜まって目が覚める
ということよりも、
眠りが浅く途中で目が醒める(中途覚醒)
そして再び寝付けないので、仕方なく
気分転換の意味も込めてトイレにゆくということが
少なくありません。
結局、眠り自体が浅いのです。
では、いったいどうして眠りが浅くなるのか?
ということですが、
加齢に伴う精神神経的な問題もさることながら
自律神経
の不安定さに大きな原因があると考えました。
自律神経は
交感神経と副交感神経
で構成されています。
この両者の活性によって活動状況が決定されます。
そしてその状況は精神にも大きく影響します。
さあ、これから戦いに臨むぞ!
という時には交感神経の活性が優位となり、
副交感神経の活性は抑えられます。
逆に、夜ぐっすり眠る時には
副交感神経が優位となって
交感神経の活動は抑えられるのです。
ところが歳をとりますと
これら両神経系活動の調節がうまくゆかなくなって、
バランスが乱れると考えられます。
睡眠に関して言えば
副交感神経優の活性化状態が保てなくなる
のです。
これが睡眠が持続できない大きな原因と考えられます。
2024/2/21