はぎのつゆのブログ

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少しガタがき始めた医者です。コロナも過ぎて世の中がこれから、という頃、私自身大変な戦いに臨んでおります。ま、これも運命でしょう。でも、今の自分にできることは何か?と日々考えながら生きるように努力しているつもりです。

 

 坐骨神経痛への対処

 

急性期は先に述べたようなことを一通りおこないました

 

これで多少はマシになりました

でも

私の場合、胃腸が弱いので

痛み止めをあんまり使うと

胃が不調となって

体調が悪くなります

 

 

そこでなんとか保存的に対処するのですが

 

ひとつは

 

ストレッチです

 

実際には坐骨神経への筋肉圧迫を

緩和するようにするのですが

調べたらいつくかありました

 

一つ簡単にできるのは

椅子に座った状態で

痛い方の足の外顆(外側のくるぶし)

を反対の足の膝の上に乗せて

その乗せた脚の膝の部分を

手を使ったりあるいは脚を動かして

外側に抑えてつつ

身体を前に倒します

これで問題の

梨状筋

が少しストレッチされるとか

これが第一でしょうか

 

 

あるいは椅子に浅く腰掛けて

痛い方の脚をまっすぐ伸ばして

膝の辺りを軽くおさえつつ

身体を前に倒します

 

 

それから、

椅子に座っている時

背筋をまっすぐ伸ばして

お尻を突き出してのち

逆に今度は

そのお尻をすこしだけ

前に戻してやる

 

そんなことでも

その場は多少マシになります

 

ただ、あんまりやりすぎると

神経に炎症が起こるのかどうか

なんだかじわーっとした

痛みになってきそうでした

 

 

そういえば

この頃、

いやかなり以前から

身体が硬くなって

むかしはできていた

前屈が難しく

なってきていました

これも坐骨神経痛の関係なんでしょう

 

身体をしっかりと前屈みに

してやるといいようです

 

 

そんなことをしつつも

もっともっと根本を考えなければなりません

 

 

それは私の場合

便秘と気張りです

 

実は

これらの方法とお薬などで

症状が多少マシになっていたのですが

なんと

今朝、便秘で気張ってしまって

やっちゃいました

 

そうしたら

見事に左下腿に痛みと痺れが

増強してきました

 

 

やれやれ

やっぱり快便でなければなりません

排便は

例の前立腺全摘術直後のように

スルッと軽快に排便するように

しなければなりません

 

通常の方は

水分、繊維質、運動と

マグネシウム製剤

くらいでなんとかなるのかもしれませんが

 

私の場合は

そんなもんじゃ全然ダメです

 

やっぱりはやめに

例の

リンゼスや

ラキソベロンを

しっかりと使わないといけないようです

 

過敏性腸炎便秘型

ほんとうに

困ったもんです

 

 

そしてやっぱり

病気は根本対処が

最も大切です!

 

便秘改善!

 

 

 

 

2024/3/29

 

 

Frank SchmidtによるPixabayからの画像

 

 坐骨神経痛

 

 

その後、尿漏れはさほど変わることなく

ほんのわずかずつですが少なくなって

きているようです

 

でもパッドは外せていません

 

ふとしたときにどうしても

ちょろっと漏れたりします

 

 

 

 

さて、それはいいのですが

最近、困ったことがおこりました

 

それはどうも

 

坐骨神経痛

 

のようです

 

椅子に座っていて

立ちあがろうとすると

ズキっとまではありませんが

少し痛みが走ります

臀部から下肢にかけてです

 

 

そういえば以前から

両下腿

とりわけ左下腿が

痺れることがときおりありました

 

その痺れが頻繁に出現して

続くように

なってきていました

 

そして

その痺れがひどくなるとともに

臀部、特に左臀部の

坐骨神経の存在する

あたりに沿って

痛みが走るようになって

しまったのです

 

 

最初は

なんの痛みかな

腰痛かな?

 

できるだけ毎朝

スクワットしているのに‥

 

と思っていましたが

どうもこれは

坐骨神経痛のようです

 

 

やれやれ

 

それを顕著に気づいたのは

先日、必要に迫られて

ちょっとだけ小走りした時でした

 

痛くて左の脚があがりにくく

とても走れた状態ではなかったのです

 

え?どうして

と最初は考えましたが

結論としては

 

坐骨神経痛

 

のようです。

 

 

やれやれ〜

しかし、どうして?

 

 

ひょっとしてお腹の動き

特に私の場合は

便秘

と関係あるように感じています

 

 

そこでいろいろ調べてみて

一つのメカニズムを考えました

 

それは

 

便秘で排便時気張る

便秘でお腹が張ると

下腹部を中心にして

その周囲の筋肉が

緊張する

 

これまでも

便秘が原因と考えられた

腰痛が時折起こっていました

 

それが今度は

坐骨神経痛を引き起こしたのかもしれない

 

 

そこで調べてみますと

 

梨状筋

 

という骨盤内の筋肉があって

それが緊張すると

坐骨神経を圧迫する

とされています

 

これじゃないか

 

ピンときました

排便時グッと気張ったり

便秘でお腹が張っている時に

周囲筋肉が反応的に

緊張するが

この梨状筋も緊張する

ように思えました

 

 

 

 

さてその治療と対策です

そもそも病気は

 

症状を軽減させる

 

とともに

 

病気の原因を取り除く

 

ことが基本です

 

とくに後者を怠りますと

たとえ症状がかるくなっても

やがて再び悪化しますし

さらに悪化してしまうかもしれません

 

 

まずは症状軽減ですが

これは

 

整形外科的には

 

消炎鎮痛

 

が基本となります

その代表は

 

消炎鎮痛剤服用

湿布

 

です

腰痛治療も基本同じです

 

加えて神経の痺れなので

気は心とばかり

 

ビタミンB12製剤

 

を少し加えます

 

それから

筋肉の緊張をとるべく

 

芍薬甘草湯

 

を使ってみたりしています

 

そのおかげか

いまのところ

ほんの少しだけマシなような感じがします。

 

 

次は

 

原因対処です

 

 

 

2024/3/28

 

 

 

Vanessa WirthによるPixabayからの画像

 

尿もれ:術後4ヶ月

 

 

手術していただいてよりすでに

4ヶ月

経過しました。

 

さすがに傷痛みはなくなって

あれだけ苦労していた

お腹の調子も

すっかり元通りの様子です

といってもあいかわらず便秘です

 

今年の冬は暖冬だったよ

ニュースなどで伝えられていますが

ちっとも暖冬とは感じませんでした

 

特にここ1週間ほどは

少し暖かくなりかけたとおもったら

まさ寒くなったりして

余計に寒さが身に沁みました。

 

例の

六君子湯

も少しずつですが使っています

 

ただ全般的に言えば

徐々には暖かくなってきているようです

 

 

さて術後4ヶ月の尿もれですが、

 

残念なことに

ゼロとは

なっておりません

 

ふとしたときに

あれ?!と

もれてしまいます。

 

もちろん手術の前はそのようなことは

全くありませんでした

 

パッドは欠かせません

でも

パッドがぐっしょり濡れるほどにはならず

 

黄色いシミができる程度です

 

パッドがもったいないな

でもパンツをよごすわけにもゆかないし

といったところです

 

この先、果たしてパッドが不要になる日が

本当にやってくるのでしょうか‥

 

術後4ヶ月

正直そこは疑問です

 

もしかして

この先もずっとこんなもんじゃないの?

という気がします

 

便座に座らなくても

用はたせていますが

できる限りは

便座に座って排尿するように

しております

 

運動したら

走ったら

ちょろっともれていたのは

かなり減りました

 

でも

咳をしたり

くしゃみをしたり

しゃがんだりした時に

結局

突然腹圧をかけますと

ちょろっともれます

 

案外多いのが

咳払いの時です

 

下腹部にしっかり力を入れておいて

エヘン!

と咳払いしたり

ちーん、と

鼻水を噛んだりしている

今日この頃です

 

パッドが要らなくなる日が

待ち遠しいです

 

 

2024/3/14

 

 

 

Arturo AñezによるPixabayからの画像

 

 免疫力とアレルギー

 

 

これまで申し上げましたように

 

睡眠はアレルギー症状を軽減させます

 

軽減といっても治すというわけではありませんので

誤解なさいませんよう

 

あくまでもアレルギーの症状が軽くなる可能性がある

 

ということです

 

 

 

そのメカニズムの根本は

免疫力向上にあります。

 

免疫系が元気な時には

アレルギー反応がおこりにくい

ということです。

 

 

そもそも免疫力っていったい何なんでしょうか

 

ネットなどでみても

 

免疫力を高める

 

なんて単純に書かれているのを多く見かけますが

それが一体何のことを指すのか

ちゃんと説明なされることは

多くない、殆どないと思います

 

 

考えてみれば

アレルギー反応も免疫の働きそのものです

 

 

もしかして、

免疫力が高くなると

アレルギー反応が強くなる

のでは?

 

と考えることもできます

 

なのに免疫力が高くなると

アレルギーが少なくなるって

いったいどういうこと???

 

 

 

この辺りについての疑問の提示や

それに対する考察はあまりみかけません

 

 

今回は免疫力とアレルギーの関係について

わかりやすく説明したいと思います

 

 

一言で申し上げますと

免疫力と呼ばれているものは

本当は

 

免疫の持っている攻撃力そのもの

 

そのもののことではなく、

 

 

免疫の調節力

 

を指すのです

 

 

 

 

 

どういうことかと言いますと

 

 

免疫細胞が出して他の組織、細胞に働きかける

いろいろな要素

 

たとえばサイトカインとよばれるものや

 

細胞自体が相手細胞のレセプター

 

エンゲージ(稼働)

 

させることによる相手細胞への攻撃

 

など、

 

いわゆる

 

免疫の武器

 

はたくさんあります。でもそれらは

免疫を担当する細胞に

基本的に備わっているものであり、

その力自体は

アレルギーのひとでもそうでないひとでも

大きな違いはないです

 

 

大切なのは

武器の攻撃能力

ではなく、

 

これらの武器を

適切な時に適切な相手に対して使用する能力

 

なのです。

 

 

これこそが

私たちが免疫力とよんでいるものの本態です

 

 

 

飛行機や戦車や原爆や自爆ドローンを

どれくらい持っているか

 

ではなくて、

 

そういったものをちゃんと持った上で

それらを上手に

必要に応じて使用する力

なのです

 

 

例えるなら

 

相手構わず攻撃するテロ攻撃は

ひどいアレルギー状態

 

なのです。

 

 

ちゃんと統制がとれている軍隊による

目的を持った攻撃は

 

調節力が働いている

非アレルギーです

 

 

ならばいまの日本は?

 

根本の武器とその補給体制

おろそかとなっている

いわば

高齢者のような状態

でしょうか

 

 

 

ま、それはいいとして

 

 

全ての人がもっている免疫の武器を

きちんとコントロールする能力

それこそが

免疫力とよばれているもの

ということです

 

 

そして最初に申し上げましたように

睡眠はこの調節力を高めるわけです

 

 

睡眠をしっかりとっていると

翌日の活動性が高くなります。

こころもからだもスッキリして

 

さあ、がんばるぞ!

 

という気持ちに満ちたります

 

 

免疫力もそうなんです

 

さあ、がんばるぞ!

がんばって

悪いやつらをちゃんと見つけ出して

早期に攻撃をして

殲滅する

 

本当は害のないもの(アレルゲン)

に対しては

攻撃なんかしない

それをちゃんと見分けられる

という状態です。

 

 

免疫細胞がサイトカインを出したり

相手細胞のレセプターを

エンゲージしたりするのは

ここでいう免疫力にはあたりません

 

それら攻撃能力を調節して

 

風邪や癌などを早期に見つけ出して

攻撃して排除する。

それこそが免疫力なのです。

 

害のないアレルゲンなどに対して

過剰に反応するという

アレルギー状態を起こさない

ことこそが

免疫力なのです。

 

 

どうですかみなさま

おわかりいただけたでしょうか

 

そのように

 

睡眠は大切です。

睡眠こそが根本なのです

 

 

 

 

 

2024/3/10

 

 

 

Daniela DimitrovaによるPixabayからの画像

 

 睡眠こそ根本

 

 

 

 

私が申し上げたいことは

 

 

睡眠が最も大切

 

 

ということです。

 

 

 

 

術後などの体調不良では

 

自律神経の働きが低下します。

 

それと同時に、筋力、体力、そして

 

免疫力が低下するのです。

 

 

 

それらは互いに足を引っ張り合い

 

お互いの状態がさらに低下します。

 

 

例えば、

 

自律神経の働きが不安定だと、

 

副交感神経の活性が安定せず、

 

胃腸の動きが悪くなります。

 

胃腸の動きが悪くなると

 

副交感神経の安定性がさらに悪くなります。

 

 

そして

 

睡眠障害となります。

 

眠っていてもしっかり眠れていない状態となるのです。

 

 

 

若い人たち、特に小さなお子さんなどでは

 

副交感神経が負けることなく、

 

睡眠がしっかりととれることが多いです。

 

しかし、加齢とともに

 

体力的活動性が低下することと並行して

 

自律神経の働きが低下します。

 

そのため睡眠障害となることについては

 

これまで申し上げてきた通りです。

 

 

 

睡眠は全て生命体のエネルギーの源です。

 

 

 

睡眠不足になると

 

自律神経の安定性が低下し、

 

胃腸の働きが低下、

 

体力が低下、筋力が低下、

 

そして、免疫力も低下します。

 

 

 

免疫力低下とはすなわち

 

免疫応答の反応性が低下することです。

 

それは全く体力の低下と同じように起こります。

 

 

 

要するに

 

歳をとりますと

 

睡眠障害になりやすいのです。

 

その結果、体力、免疫力など生命活動の

 

能力が低下します。

 

 

 

話を術後の状態に戻しますと、

 

手術後は手術そのものによる身体的な疲労に加え

 

手術のストレスによる心の負担、

 

術後の傷の痛みの負担、

 

加えて前立腺など腹部手術ですと

 

胃腸の動きの障害がおこり、その結果、

 

自律神経安定性が低下します。

 

 

それらの結果、

 

睡眠不良となって

 

体力と免疫力、そして最後には気力も

 

低下してしまいます。

 

 

 

ちなみにこれに加え

 

精神的なストレスに弱いひとの場合は

 

心の乱れによる自律神経不調の要素も加わるので

 

負の連鎖がさらに顕著となります。

 

まさに悪循環:Vicious cycleです。

 

 

 

 

これを断ち切るには

 

それぞれの因子への対処とともに結果として

 

睡眠を改善しなければなりません。

 

 

 

それから、

 

体力低下の免疫学的側面には

 

アレルギーの悪化

 

があります。

 

 

花粉症の要因として

 

スギ花粉や空気汚染などが大きく関与しているでしょうが、

 

その悪化要因として、あなたには

 

睡眠不足

 

があるかもしれません。

 

 

 

体調不良への対処の基本は睡眠改善です。

 

 

その具体的方法については

 

徐々にまた考えてみたいと思います。

 

 

アレルギーのひどい人

 

薬物治療に加えて

 

できるだけ

 

睡眠をとるように努めてみられてはいかがでしょうか。

 

 

睡眠不足気味の日本国民全般

 

花粉症などのアレルギーがひどい

 

大きな要素はここにあるかもしれません。

 

 

2024/3/4

 

 

 

 

 

Heike TönnemannによるPixabayからの画像