海外旅行に行けない、入場料の高い舞踊、演劇、音楽会に行けない | michiruの書斎

michiruの書斎

年を取って、初めて分かることは多い(68歳)
 表現は、1に、事実にもとづき、2に、論理性があり、3に、人を幸福にするものでありたい(69才)。私の人生にはに浮き沈み、紆余曲折があった。だからと言って、どれが幸福で、どれが不幸だと言えなかった(70歳)。

東京で、大学4年生のとき、修学旅行で九州に行くことになった。私は母子家庭で奨学金をもらって在学していたので、行くことはできなくて、当然のごとく諦めていた。
  ところが、ある大学教授から「そんなことでどうする。男たるもの、いざと言うとき、そのくらいの資金がなくてどうする」と言われた。そして、セレブかつエリートの大学教授はこのように考えるのか、どうせ私とは立ち位置が違うと考えた。
 その後も現在まで海外旅行を始め、高額な入場料がかかる演劇や舞踊、音楽会などには参加しえないでいる。これらに金銭の制約なしに参加できたら、教養は広がるものと思う。
  しかし、この状態が、生死や健康にかかわることでもなく、苦痛でなく、我慢できるので、受け入れいて行こうと思うが、私がもっと若く、そして健康に恵まれていたら、良しとしなかったであろう。