立憲民主党会派の小西洋之参院議員が安倍首相に対し非常識な質問 | michiruの書斎

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年を取って、初めて分かることは多い(68歳)
 表現は、1に、事実にもとづき、2に、論理性があり、3に、人を幸福にするものでありたい(69才)。私の人生にはに浮き沈み、紆余曲折があった。だからと言って、どれが幸福で、どれが不幸だと言えなかった(70歳)。

事実 

立憲民主党会派の小西洋之参院議員が3月6日の参院予算委員会で、安倍晋三首相に又[出題」する場面があった。

「安倍総理、よく『法の支配』とおっしゃいますが、法の支配の対義語は何ですか?法の支配の反対の意味の言葉はなんですか」と言う質問に安倍総理は、直接答えなかった。

小西氏は「憲法がよって立つ基本原理すら理解せずに改憲を唱えている安倍総理に教えて差し上げます、法の支配の対義語は『人の支配』です!権力者の専断的行為によってルールを捻じ曲げて、国民の権利や自由を侵害する、そういう時代がかつて人類にあったから、近代立憲主義に基づく憲法をつくる。その近代主義の憲法が基づく理念が、法の支配の原理なんですよ」

「安倍総理が対義語を答えられなかったことに国民の皆さんも驚いておられると思いますが、私、予測していたんですが、今から6年前に安倍総理は、日本国憲法で一番大切な憲法13条を1ミリも理解せず、答えることもできず、まさに国民にとって悪夢そのものの答弁をなさったんですね。なので『法の支配』の対義語を知らないのかなー、と思ったら、やっぱり知りませんでした!」

安倍氏は「勝手にいろんな憶測をしたうえで批判をする、あるいは、かなり人格的な批判をするということは、これは、まだ若い議員であられますから、将来を思えば、そういうことは控えられた方がいいのではないか」

と反発した。

michiruの意見

 小西洋之議員が安倍首相に国会で「法の支配の反対は何か」と言う出題をしたそうである。正解は「人の支配」かも知れないが、人文科学や社会科学ではこれが唯一絶対の正解と言うものではない。よしんば、それが正解だとしても、国会は単に知識の問題を質問して答えられたからどうだ、答えられなかったからどうだというような場ではない。首相は質問に答えず、「憶測して、人格攻撃をする。まだ若いから招来を思えば控えられた方がいいのではないか」と助言しが、これこそ質問に対する正答と言って良い。

 これに対し、小西氏は「愚直にやってきただけの人間だが、安倍総理に人生を説かれるほど、私は堕ちていない」とやり返したそうだが、私ごとであって、つまらない意地をはらない方がよい。