個人情報保護法は膨大なデータを扱う事業者にそれらの漏洩や目的外使用等を禁じたもので、我々国民一人一人の権利義務に変化が生じたものではない。つまり関係ないのである。
最近私がある人の氏名を書いたブログを見た別の人が、「自分の氏名を書かれたら、個人情報保護法違反で摘発する」とコメントに書いて来たが、大きな見当違いである。
確かに最近の世相は危なっかしく、氏名や写真を公開するのに神経を尖らせ、小学校の校長先生が、学校通信に載せる写真で児童の顔がわからないように指示した所もあると聞いた。
この校長先生に限らず、皆最悪の場合を考え、更に個人情報保護法が誤解されて適用され、自他共に行動を縛りつけている状況が窺える。
適正に留意するのは良いが、法律の内容を誤解し、過剰に反応し過ぎるのはよくない。