光と影 | michiruの書斎

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年を取って、初めて分かることは多い(68歳)
 表現は、1に、事実にもとづき、2に、論理性があり、3に、人を幸福にするものでありたい(69才)。私の人生にはに浮き沈み、紆余曲折があった。だからと言って、どれが幸福で、どれが不幸だと言えなかった(70歳)。

私は50年前中学生であった。そのころの日本はまだ貧しく、多くの者が中学校を卒業をすると働き、家に仕送りをするのが一般的であった。貧しいがゆえに何とか楽な生活をしたいと、皆働くことに真剣でハングリーであった。

現在の中高年は、自分の貧しさをばねに仕事に打ち込み、住まいを手に入れ、子供たちを教育して来た。

しかし、こうした中高年の子ども達は、中高年の努力した結果の豊かな社会に生れてきた。

そこで、彼らは、既に、その豊かさを、享受すればよく、これ以上望むこともないし、大体仕事への情熱も

低い。ここにニートやフリーターが生れてくる土壌がある。

最近、新聞の発言欄で、ニートを生み出さないような教育が必要であるとの意見があったが、特に周囲の環境が変らないで、どれだjけ効果があるか疑問である。最も強い動機付けは貧乏に違いない。

最近何かと、光あるところに影あり との印象を持つことが多い。