癌はある程度抑える事は出来ても、治る事はありません。
8年間、大きな病院で5人の医師にお世話になってきましたが、皆さんの意見を要約するとこんな感じだと思います。
私も癌患者11年目。
色んな人と交流させてもらったり、本も沢山読みました。西洋医学以外の事もやりました。
やっぱり私からみた今の私の状況は、抑える事は出来ても治すことは難しいと思います。
ステージ4の癌患者になって、自分の置かれている状況が自分で理解出来た時、不安と恐怖で押し潰されそうでした、というか完全に押し潰されました。
でも、
癌を治したい、
絶対に治すんだ、
そんな気持ちがどんどんと強くなりました。
今思えば、生きる事に対する、執念というか執着が強すぎたと思います。
治すぞ、
生きるぞ、
そう決意する事はとても良い事だと思いますけど、強く思い過ぎると、体に力が入って、呼吸が浅くなり、緊張して心拍があがり、体内環境は炎症方向に傾きそうな気がしてます。
なので、リラックスして決意する、とか、リラックスして緊張する、とかの方が良いのではないのか?と今は思います。
その為に、空気の良い所、景色の良い所、心地良い場所で、自分の呼吸に意識を向けて瞑想するのも良いかもしれません。
子供に、これだから昭和世代はイヤ、とか真顔で言われる事があります。
体罰、競争、今では考えられないそんな環境で育った世代です。執着、執念を手放すのは簡単ではありません。しかし、それが少なくなってくる事で、体の力が抜けて、心拍も下がり、深い呼吸ができる様になって体内環境にも良い影響を与えるのではないのか?と思います。
目標は、
リラックスして緊張する事。