~モロッコ編 最終~
僕が旅で一番楽しみにしていることは
世界遺産を見ることでも
おいしいものを食べることでも
素敵なホテルに泊まることでもない
一番の楽しみは出会い
もう一度モロッコに行けば
フェズのメディナもフナ広場もサハラ砂漠もある
おいしいレストランでタジンも食べられる
素敵なリアドのホテルもあるし
マッサージだってあかすりだってできる
でも、今回の旅で出会った人にはおそらく出会えないだろう
あの日
あの時
あの場所にいたから
その偶然が生み出す「出会い」
それはかけがえのないものである
今回も本当にたくさんの素敵な出会いがあった
今日はその一つを紹介したい
ある町で自転車をレンタルして
村を周っていた
暑くてきつかったが
景色を楽しみながら
山の中を走った
そして
そんな時に悲劇は起こった
まさかのパンク
町から2時間近く離れた村
当然、車なんてほとんど通らないし
村なだけに人もほとんどいない
見かけた人に声をかけても
直し方がわからない
と断られる
または
無視されるありさま
たまに通る車に手を振っても
挨拶と勘違いされ手を振ってくることはあっても
止まってくれるものはいない
引いて帰ったらどれだけ時間がかかるのか?
そんなことを疑問に思いながらひたすら歩く
暑さに体力を奪われ
精神的にもやられていった
そんなことを1時間強続け
あきらめかけていたとき
一台のトラックが止まってくれた
身振り手振りで事情を説明すると
躊躇なく助けてくれた
途中まで自転車を運んでくれ
さらには、修理を手伝ってくれた
おかげで日が暮れる前に
帰ることができた
見ず知らず
しかも外国人である僕を助けてくれた
牛乳運搬トラックのおっちゃんとお兄ちゃん
ココロから感謝したい
人に支えられて生きているんだなと
そんなことを改めて感じた一日であった
助けてもらった人に感謝するのは大事
でも
それと同じくらい
困っている人を見かけたら助けるのも大事
誰かが僕を助け
僕がまた別の誰かを助け
その別の誰かがまたまた別の誰かを助け・・・
チェーンのように
つながって
ぐるーって回って
自分のところに戻ってくる
そんなつながりを生み出せたら
そんなつながりの一部になれたら
どんなに幸せと感じられるであろう