僕が今住んでる家を買おうと思った
きっかけは・・・
東日本大震災 でした。
先日 このお風呂の話でも触れたように
以前は 築40年程の団地に住んでいました。
それまでは
なんなら建物はちょっと位古い方が
趣があって いいよね！
なんて 考え方でしたね 
この団地 エレベーターもあったし
まあまあ駅近な上に家賃も他より安くて
気に入って住んでいました。
築年数が古いのでそのうち立て直しの話
なんかが出るだろうから その時に引っ越せば
いーかなー 
位に思ってたんですよね。
だから 家を買う という事も 批判的でした。
そんな中 待望の第一子が産まれ 幸せの
絶頂かと思われた時に あの日は
突然にやってきました・・・
忘れもしませんね。
2011年 3月11日。
思い出したくない事が多い方もいると
思うので その事にはあえて触れませんけど
丁度娘が生後6ヶ月位でしたね。
僕は工事現場で働いていたので なんて事は
なかったんですが 家に帰ってみて
ビックリしました・・・。
ここは被災地か？
と 思う程に 家の中は壊滅的でした。
奥様は一度外に避難した様ですが
命の危機を感じた と 言っていました。
僕1人では片付けられない程だったので
友人に手伝ってもらい なんとか住める
くらいには。
しかし 築年数の古い建物なので 崩れて
しまったところや ヒビも多数見つかり
このまま 住み続けられるのかどうか？
と いう程の状態でしたね。
余震でまた大きいのがきたら 正直ここ
もたないんじゃないかな・・・ と
僕は思ったので 一先ず奥様と娘は
実家に帰らせて
僕は1人暮らしになりました。
まあ なにかと不便な毎日でしたし
なにより不安が大きい のに 1人
ってんで 僕も少々 疲れましてね。
そんな時 友人宅でご飯をご馳走に
なっていた時 その奥さんが こんな事を
言いました。
『 大変だったね。』
『 やはり 建物が古かったから あんな風に
なっちゃったのかな？』
『 うちは 写真立てすら 倒れなかったけど』
歩いて行ける距離に住んでるのに
我が家はあんなに壊滅的だったのに
ここは 写真立てすら倒れなかったのか・・・
このママ友は きっと何の悪気もなく 口から
出た言葉なんだと思うんですよね。
なんていうか、物の例え 的な。
実際 この人 めちゃくちゃ良い人だし
大好きな人なんで それは 大丈夫なんだけど
僕はその日 家で1人で泣きました。
娘を奥様を あんな怖い目にあわせたのは
自分のせいなんじゃないか？ と。
なんとも言えない
情けないのか 悲しいのか もどかしいのか
不甲斐ないのか もうなんなのか。
本当になんとも言えない感情に
やられてしまいました。
そして 僕は 新しい建物に引っ越す決意を
固め 家を探す事にしました。
このママ友のお家は新築のマンション
だったんですよね。
まあ結果 広さと家賃を考えたら
買うのとほぼ変わらないから
って事で 結局 【 買う 】という選択に
いたったわけなんですけども。
あの一言が無ければ 今でもどっかの賃貸に
暮らしてたかもしれませんね。
今の家はまあまあ気に入ってるんで
むしろ 良かったな と思ってます 
まあね、そんな おはなしでしたよ。
今年は特にインフルエンザが
怖いので お部屋をしっかり
加湿してあげましょうね
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