事務所の窓から外を見ると
この夏一番なんじゃないかっていうくらいの立派でモクモクッとした入道雲が見える
大量のセミがコレでもかと鳴きちらし、外はうだるほど暑いのにはずなのに
私のいるこの事務所の中は寒いくらいに涼しくて
目から入る夏のイメージと体感のギャップに違和感を覚える
君とのお別れも、なんとなくそんな感じで
お別れって言っても会ったことなんてないし、君は私のことを知ってさえいないかもしれない
でもね、寂しいんだすごく
距離はとても遠いのに、タマコのときと同じくらい寂しいんだ
なんでだろうね、おかしいね。