人助け | さすらいの社会福祉士の「せたがやたがやせ」

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福祉のこと、社会のこと、政治のこと、世の中の不条理なことやなんでやねん!を切って切って切りまくります。

うちの包括は、土曜日も営業しているんで交代で出勤してます。

 

普段は電話もかかってこないので、事務仕事を片付けるにはちょうどよい

 

のですが、昨日は朝一発目からうちの同僚が担当している利用者が、

 

布団から起き上がれないからデイサービスを休みますという、連絡を

 

デイサービスに直接かけてきたため、緊急連絡先になっている娘さん宅に

 

様子を確認するように要請するも、合鍵は本人宅のポストに入れておくので

 

それで対応してって言われたのでどうすればいいでしょうかとの連絡。

 

しょうがないので、俺が代わりに直接見に行くことになりました。

 

手元に携帯電話があるので、SOSの発信が自分からできたのは幸いでした。

 

とりあえず着いたら、本当に鍵がポストの中に入ってました。

 

合鍵をポストに入れられるなら自分のオヤジの様子確認できるやろ!と

 

心の中で叫んではいましたが、この利用者、娘さんとは疎遠にしてました。

 

鍵を開けて、家になかに入ると本人が部屋の中で失禁しながらぶっ倒れており、

 

まずは本人の意識はしっかりしており、発語も明瞭だったんですが下肢に

 

力が入らなかったので力技で本人を椅子に座らせて、オシッコまみれに

 

なった衣類を取り換えさせ、本人がこの様な時のためにと準備していた

 

入院用の準備金、健康保険証、診察券などを揃えていざ119番。

 

救急車でとりあえず近隣の脳外科の病院が受け入れ可との返答を

 

もらったので自分は同乗せず、家族の連絡先を救急隊に渡して引き上げました。

 

事務所に帰り、娘さんに連絡するともう既に病院に着いていると。

 

こういう緊急事態の時に家にかけつけろよって説教したくはなりましたが、

 

そこはよそ行きのトーンで返しました。

 

午後からも訪問の予定が入ったので、訪問から帰ってくると娘さんより

 

連絡が入っており軽い脳梗塞の診断で入院になったとのこと。

 

今回は初動が早かったので、麻痺も何も残らず復帰はできるとのこと。

 

まあ、軽度でよかったねって話ですが、親子間では仲たがいしている方は

 

ちゃんと緊急時どうしたらいいか準備しておいた方がいいですよ。