Bohemian Rhapsody (Queen) 田舎の偏屈じじいのつぶやき
1970年代に現れ、徐々に発展してきた Queen の作品ですが、下記の動画もひとつの作品として鑑賞できると思います。
さて、数年前のことです。
若い人達が I was born to love you を知っているので、なんでそんな昔の曲を知っているのか、私にはとても不思議でした。
そして、それから数年経ち、Bohemian Rhapsody が街のカフェや商業放送で頻繁に聴かれるようになりました。
若い人にとっては遙か昔の、それも生まれる前の曲で、簡単には接することができない筈なのです。
調べてみると、前者はテレビドラマの主題歌となり、後者は映画となって大ヒットしているというのです。
すぐにブームは去るだろうと思っていたのですが、若い人達が映画に心底感動したり、曲を深く聴いたりしていることもわかりました。
自分も嘗て心を動かされていた曲が再び脚光を浴びていることについて、喜びをもって迎えて一緒になって感動していればよいものを、
私はどこか素直に喜ぶことはできず、70年代から時代を旋風の様に騒がせ、かき回した大事なクイーンを若い人々に盗られたように感じてしまうのでした。
ディープパープルにELPやカーペーンターズ、YESなど、より深く傾倒していたグループがクイーンのように騒がれなくて良かったと、胸を撫でおろしていたのでした。
時代の進んだ結果に、心の狭さがあぶり出されたのでしょう。
歌詞の言う通りです。
No escape from reality
Open your eyes
Look up to the skies and see
(※この空を見上げるという箇所の skies と複数形になっているのは、空の広さを感じるような場合や、空模様、気候などのときにこうなると辞書にありました。不勉強な私は初めて知りました)