最強最後の十年を望む
まだブログという言葉がそんなに浸透していない頃、秋葉原の書店でブログ活用の本を見つけ、適当な選択意識で購入しました。
以来十数年もの間、書き綴り今日に至っています。
つまらない勤務の傍ら、心にあることを文章にすることは解放感に満ちたひとときでした。
勤務をつまらなくしているのは自分の心ですから、周囲で真面目に勤めている方々には恥ずかしい自分でしかありませんでした。
これではダメだと早期退職してしまい、できもしないのに大学入試の個人家庭教師という、人の人生に影響することを始めてしまったのです。
失敗も多く、未だに「あの時は~」と反省することが多く、お役に立ったとは言えない状況には言葉もありません。
ただ、良い事があることに気がつきました。
どの生徒さんからも、私に新しい効果を発揮させてくれる機会を得たということです。
粘る事だったり、考え方だったり、できるためのやり方だったり、私自身を導いてくれる指針となってくれました。
彼等と向き合うことによって、私は精神的な年齢が足りなすぎるということを悟らされました。感謝しかありません。
今、思うところあって独りで住み、独りで生きて行こうとしています。
早朝に起き、掃除、洗濯、自炊玄米食を経て、ときたま坐禅の真似事をやったり、狭い家の中で作務を見つけたりと、気分は僧堂、とまではいきませんが、それの何分の一かの雰囲気くらいのところを実践しているつもりです。
昨日、久しぶりに空手の稽古に行き、キックをしてみましたら、周囲の重く響き渡る重撃音とは異なる、ほんの軽い、ハエたたきの様な音しか出ないことに愕然としました。
こんなにも衰えているのか。
年齢が半世紀以上を超えていますので仕方ないのかもしません。
しかし、これからの十年、最後の十年になるかもしれないこの十年を、これまでの歳月以上の最強の十年とすべく、努力してゆきたいと思っています。
まずは、身体を回復させて若い者に負けない、と、このような表現が出てくること自体、もう負けているのだし、勝てそうもないのですが、なんとかキックだけでもズシーンと重いローキックが放てるようにしたいと思っています。
ブログは不定期に改訂する活動に変更致します。
(コメントやメッセージなどは確認メールが来ますので、ご返信致します)
古くからの読者の方や、ブログを通じて交感させて頂いた方々には、これからも引き続き接して頂ければと思いますが、当方のブログ活動が不活発になりますので、成り行きを見てご判断されて下さい。
私もまだどのように最強の十年にするのか具体策がなく、
取り敢えず身体トレーニングと次への模索を続けるため方々を訪ねたり、
読書したりと自己の蒙を啓く活動に専念したいと思っているところです。
その先、遙かな高みに白い峰が見えるなら、そこを目指して登って参ります。
それでは皆さん、暑い盛りに負けないように前進して行きましょう。