早朝を有効活用する機会がやってきた
夜七時前後になっても、まだ明るい季節になってきました。
朝は四時前くらいから明るいことも知りました。
欧米では、サマータイム制を実施しているところもあります。早く明るくなる夏に、一時間程度時計を進めるというものです。
受験勉強には、おすすめのやり方かもしれません。
先程も言いましたように、今は朝の四時前後からうっすらと薄明の時期を迎えています。都会の中でも雀に加えて、シジュウカラやホオジロといった野鳥の囀りが聞ける時間帯です。
朝早くおきると食事の時間まで二時間か、それ以上の時間を有効に使うことができるでしょう。
入学試験は、朝型の習慣にしていた方が、生活リズム的には有利なことは明らかです。朝早く起きやすい夏に、朝型に変更することは、冬の寒い時期に変更するよりは簡単でしょう。
このようなことからも、朝早くおきるサマータイム制に移行してみることも無駄ではありません。
勿論、冬になっても、この朝早く起きる習慣は続けていくのですから、サマータイムというよりは、朝型の生活習慣にするということです。
早起きも一時間だけというよりは、二時間、三時間に挑戦してみて下さい。
個人的には、私は断固夜型で徹夜は厭いませんが、朝早く起床することなどは、聞いただけで嫌になるタイプです。
むしろ夜遅く、誰も起きていないような時間に、独り燈火に書を読む、なんていうことに憧れる方です。
私は、入試を受けるその日まで、ずっと夜型でした。これは、眠くても対処できるという自信があったからです。
このように個人で条件や好みが違うと思いますが、試しに朝型をやってみるということをおすすめしたいのです。
これから夏にかけて、早朝を利用するという試行をやってみて下さい。
日本人の場合、明治の半ば頃までは太陽が昇るとともに活動を始める、江戸の頃の生活習慣が続いていたのではないでしょうか。
日が照っているときに活動し、暗くなったら活動をやめるという生活リズムに即した江戸時代の不定時法、すなわち、夜明けから日暮れまでの時間を6等分する時刻の計り方が定着していて、明治の頃まで日本人の多くは朝型だったのだと思います。
御先祖様の生活リズムが、私達の細胞に刻み込まれているのではないでしょうか。朝型の方が、大抵の人にとっては生活しやすいかもしれません。
入学試験を控えている限り、朝型を試してみることも無駄ではないと思います。
朝早くからの時間を有効活用して、その上、それまでのように夜遅くまで勉強して、より成果を上げたり、遅れを取り戻したりもできると思います。
有効活用の夏とするべく、朝型を実行してみて下さい。
付録として、眠気を覚ますために私がやっている方法をご紹介しておきましょう。
夏なら水シャワーを浴び、冬ならとても熱いシャワーを浴びるのです。
その後に腕立てなど、少し負荷のかかる運動をします。
深呼吸や、ストレッチも効果あります。
身体を覚醒させるのです。
ご自分に合った方法を考えたり、試したりしても良いでしょう。