[続編] 受験生とご両親との軋轢について、ご両親への独断的アドバイス | 最強最後の十年を望む

[続編] 受験生とご両親との軋轢について、ご両親への独断的アドバイス

ご両親へのアドバイス、続編です。ご参考になれば、考慮してみて下さい。

受験生へ接する場合に大切なことは、信じることです。或いは、信じないまでも、否定はしないことです。


私のような、かなりの劣等生の場合、両親はもちろん、先生からもバカにされていました。
ここまでヒドクなくても、両親から否定されることほど受験生にとって、いや、子供にとっていやなことはないでしょう。

頭から、おまえはだめだと決めつけられない場合でも、どうせ駄目なんでしょ、みたいな雰囲気はすぐにわかってしまいます。

例えば模試の判定を見て、あんまり期待できないなぁ~、みたいな遠回しの否定や、まただめだったのかとか期待しても無駄といった、諦めムードもよくありません。


甘やかすというわけではなく、受験生本人にプラスになってもらう気遣いが必要だと思うのです。
もちろん、これはがんばっている受験生に対してです。

ネットにハマっているとか、友達と遊びまくっているとか、そんな場合は論外です。

でも、大抵の場合、遊んでいると思っても受験する本人は、自分の行く末を気にしているものです。


仮に正しい道筋からズレていたとしても、問答無用でしかることなく、言い分を聞いてあげることが大切です。

または、本人が自分でこのままではいけない、と気がつくように仕向けることです。かなり面倒ですが、遠回しの方が良い場合があります。

しかし、普通の受験生なら干渉されることを嫌うのが一般的です。勉強したの、と言われることを極端に嫌うのではないでしょうか。


特に、ご両親が自分が安心したいために口に出してしまう、あれやったの? これはどうしたの? 模試の結果に対してどう対応するの? などのことは受験生をイラつかせるだけです。


私は父親からバカみたいに厳しくされ、かなり反発し、そのために誰にも言わない仮面浪人となり、密かに受験勉強することを選びました。

このときの、自由に勉強できる幸せというものは、まるで釈放された囚人みたいでした。

自分のバカさ加減もありましたが、自由に自分だけの考えで勉強できていたら、もっと早く希望の大学に合格できていたかもしれないとすら思います。

と、このような偏った体験の持ち主のアドバイスですから、一般化することは難しいと思います。

ただ、受験生のやる気を信じてあげる、ということが受験生に力を与えることは真実だと思うのです。

或いは、頭から否定しない、ということです。

そして、受験したい大学が途方も無くレベルの高い難関校であっても、それに見合う勉強をすれば誰でも入れることを伝え、そのように努力するように仕向けるのです。

受験生のやる気を考えた場合、第一志望を変えることは、かなりのダメージになります。


それに、世間的な偏差値ランクが試験の難易度につながらない場合もありますし、本人の得手不得手もあります。


第一志望の受験はなるべくならかなえてあげて下さい。


以上、かなり受験生サイドからの意見になりましたけれど、一面の真実はあるかと思います。