受験勉強は面倒に思ったり、無理だと思ったりする人から脱落していきます | 最強最後の十年を望む

受験勉強は面倒に思ったり、無理だと思ったりする人から脱落していきます

秋に入ろうとしています。模試の結果や、毎日の勉強で、自分の足りないところが発覚する季節です。

また、発覚させなければならない季節です。

単語数が足りない、熟語数が足りない、公式をまだ覚えきっていないなど基本的なことから始まって、読解力がついてない、思考力が乏しい、近現代史が苦手だ、論述力がない、そもそも応用力がない、試験時間内に対応できない、

など、これから解決しなければならない問題は多いと思います。


単語ひとつとっても、英単語に古文単語、歴史知識など、覚えなければならないことは気が遠くなるほどあります。
毎日必死にやっても終わらないという状況が続くと、どうしても言い訳がしたくなります。

今日は無理だ、明日にしよう、また次にやればいいや、
このような考え方は、多くの人が一度くらいは体験しているものです。次の機会に回して、それで解決できれば結構なのですが、なかなかそうはいかないでしょう。

ますますやることが増え、どうにもならなくなるかもしれません。やらなければならないことは、やるしかないのです。

模試を受けて、覚えたと思っていた単語が抜けていたら、また春や夏にやった単語集を繰り返さなければなりません。

多くの場合、簡単には覚えられませんから、英単語、熟語、古文単語、一問一答などはエンドレスで入試まで繰り返すことになるでしょう。

更に、英文はいやになるほど読み、そこに出てきた構文や文法に疑問があったら直ちに調べるということも必要だと思います。

同じように、例えば世界史の問題集をやっていて疑問に思ったことは用語集、地図、史料集などで調べることを面倒に思ってはいけません。


やることはたくさんあるのです。

あらかじめ決めたことはやらなければいけませんし、そこにプラスしてやらなければならないこと、上述のように疑問に思ったことを解決することや、必要になった復習も必ずやらなければなりません。

受験勉強は面倒に思ったり、無理だと思った人から脱落していきます。

我々は長距離走者なのです。
走り続けていないと、規定時間でゴールできません。
合格圏内に入ることはできないのです。

自分の底上げを成し遂げて、より高いレベルの大学に入ろうとするのなら、苦しく辛いのは当たり前です。

できない、わからない、無理だと思ったら負けです。
できない、わからないのは当然の状況だからです。
諦めることにつながり、目標が達成できなくなってしまいます。

自分で自分の限界を作ることはやめましょう。
やらなければならないことは、やらないと合格できません。量に負けてはいけないのです。

ですが、その量に対抗するために工夫をすることはできます。

例えば、古文単語を覚えるとき、やみくもにページの最初から覚えるよりも、「あからさま」や「あさまし」などの現代語と異なる意味の単語や、古文にしかない「すずろ」とか「あいなし」などの単語をまず覚えると、入試で良く問われる単語なので効率的になると思います。

やっていて自分で工夫する、というのも合格のための大切な意識です。

言われたことしかやらないとか、
自分の考えや意見ではなく、有名な人や優秀な人の意見でないと信用できないとか、
この成績、評定、偏差値で今から間に合うでしょうかと人に聞くとか、
このようなことは、自主性というより、合格への気迫がなく、合格圏内へ突入するエネルギー不足が原因だと思います。

自分が合格するのですから、自分がやるのです。
やらなければならないことを、自分から進んで工夫してやっていかないと、合格が遠のくと私は思います。