夏休みの数学と英語特訓講習の合間に古くても奥底に響く文学 | 最強最後の十年を望む

夏休みの数学と英語特訓講習の合間に古くても奥底に響く文学

本棚の隅から古い文学書を再発見し、夢中で読みつつも、おもしろく、そして考えながら、または納得がいかず読み直したりと、豊かな時間を過ごしています。



中央公論社の海は、今読み直しても入ることのできない作品や、逆に引き込まれてしまう作品があったりと、深い時間を過ごすことができました。

この夏休み、英文読解と三角関数の集中受験対策講座でヒヘイしている頭と精神に、涼しくも新鮮なひとときとエナジーを与えて貰っています。

文學界の第65回新人賞は、僅差の四作が並び立ち、受賞作が一作と佳作が三作選び出されました。

津島佑子、青野聰、中上健次、畑山博、宮本輝の各氏が選考委員で、3時間以上におよぶ激論を行っても決着がつかなかったそうです。

海、文學界とも見逃せない小説が少なくないため、充実した振幅変調を受けた気がします。

ヘッセ、湖畔の家は、ちょっと感覚が違うようなところもあり、何回かに分けて読んで行きました。

長男の出家は、その内容で触れられている永平寺のNHK番組を見ていましたし、伯父が禅寺の坊主でもあったので、何回も読み直して段々と入って行くことができました。

楢山節孝は伊藤整の解説とともに、深みに嵌まりたくないのに惹かれてしまうような、良くわからない怖れかもしれない感覚を覚えました。

夏休みは、数学と英語特訓講習とともに文学を合わせ、両輪で突き進んで行きます。