間違いに鋭敏であれ | 最強最後の十年を望む

間違いに鋭敏であれ

小さな綻びは、どのように広がっていくかわからない恐れがあります。

 

小さな間違いで失う点数は、それがごく僅かな場合、あまり気に掛けないかもしれません。

 

しかし首都圏の私大では、合格者数の厳密性が求められていて、1点の差、つまり一問程度の差で合否がわかれてしまった人が続出しています。

 

1点の差ということは国立大学でも、他の地方でも、昔から起こっていることです。

 

一問の重みについては、強調し過ぎるくらいで良いかもしれません。

 

今の小さな間違いが、将来とても大きく影響してくるということは、大いに有り得ることです。

 

今回の間違いが、単なる知識不足での誤りではなく、考え方の違いであるならば、

 

次も同じ間違いを引き起こすこともあるでしょうし、

 

より大きな間違いを引き起こすことにもなりかねないでしょう。

 

間違いには鋭敏な対応が求められています。

 

自分の解答と正答との違いがごく簡単なことで、つまらない理由であり、単に思いつかなかっただけだ、ということもあるでしょう。

 

このようなときが一番危ないのかもしれません。

 

簡単なので、次にはできると思いがちなのですが、

 

解答を見た後なら、な~んだ、と思える解答でも、

 

自分で解答に結びつける思考ができるとは限りません。

 

現国や英語の長い文章を読んで解答する読解問題では、簡単な内容の問題でも、つまらないミスを誘発することがしばしばあります。

 

例えば、

「それ」、「これ」を辿って行けば解答に辿り着ける現代文の問題でも、それに気がつかないことがあります。

 

考えているときに視野が狭くなるというのか、長い文章に酔うというのか、そういう誤りを現国でも英語でも良く犯すことがあります。

 

更に英語では、

長い本文を読んで内容真偽問題を解くとき、本文の内容を確かめることなく、記憶のみで解答すると間違いを犯すことが良く有ります。

 

このようなとき、あとから解答を見てみると、とても簡単なことなので、なんの対策も取らないことがよくあります。

 

でも、ここをきちんとしておかないと、次にも同じ誤りを犯すことになってしまいます。

 

なぜ自分は見過ごしてしまったのか、どのような思考で誤りを犯してしまったのか、

を良く考えないといけません。

 

落とす試験である入学試験では、急いでいる人が引っかかるように、選択肢の最初の方にいかにも正しそうな選択肢を用意しておいて、解答者を落とし穴に落とすようにしていることがあります。

 

解き方、考え方の悪いクセを改善しないと、ごく僅かな間違いでも、次には大きな代償を払わないといけなくなるかもしれません。

 

解答ミスが些細なことでも、重要視して改善しておくことが必要です。

 

大切な得点を失うことのないように、前進して行って下さい。