早稲田大学合格体験記 ~『問題集はたくさん手を付けるより、自分の決めたものを繰り返し解く』 | 最強最後の十年を望む

早稲田大学合格体験記 ~『問題集はたくさん手を付けるより、自分の決めたものを繰り返し解く』

(合格体験記再度掲載シリーズ続編です。渋谷のカフェで一緒に勉強していた方です)


予備校に通いながら、英語だけ私と一緒に勉強していた方の合格体験記です。

4月の頃から、不安だ、不安だと言っていたことが非常に印象的でした。

しかし、結局その不安感が彼の合格を後押ししたのだと思います。

 

不安になることができるのは、合格するかしないかの位置、つまり合格可能性のある位置にいるからです。

かつての私の様に、全くの圏外でしたら、不安になりたくても、結果が明らかなため、不安にはなれないのです。

 

秋になっても、まだ不安だと言い続けていました。結局、本文にもあるように、

『模試ではC判定までしか届かず、本番が終わったあとも手ごたえはなかったので~中略~最後まで不安でした』

ということだったのです。

 

けれど私には1月下旬の頃、彼の合格は疑いの無いものに思えてきました。過去問をやっても10割正答が出たりするなど、一定の範囲内に収まっていたからです。

 

合格したとき、お母様も夢のようですと言われていましたが、本人の実力は確かなものでした。それは、東京理科大や明治などの合格も手にしていたことからも頷けます。

 

『もう入学式が近づいていて、緊張してしまっています。英語のテストで高得点を取ってしまったので、一番上のクラスになってしまうのではないかと不安になっています』

などと、贅沢な悩みを言っている彼は、もうすぐ大学生です。彼と一緒に勉強したカフェ~の机の色やコーヒーの味が今となっては、とても懐かしく思い出されます。

 

以下より合格体験記です。

(ご本人より、近い人達に本人だと知られないように学部は伏せておきたいとのご要望があり、合格学部は伏せさせて頂きます)

 

  ーーーーーー 合格体験記 ーーーーーー

 

この度一浪を経て早稲田大学に進学することになりました。

このブログを読んでいる方の大部分は文系だと思いますが、理系の僕でもお役に立てればと思っています。

 

①利用した参考書・問題集・資料集などがついて

基本的に全科目予備校のテキストを使い、センター試験の前は駿台の大学入試センター試験実戦問題集を使っていました。

 

それ以外では、

英語:英単語ターゲット1900      英熟語ターゲット1000

ターゲットは通学や食事のときに使用していました。

長文に関して言うと、10月くらいまでは平日は予備校のテキスト、土日に赤本で、10月から12月にかけて赤本を解く回数を徐々に増やしていき、1月・2月は読解力を落とさないために毎日解いていました。

 

数学:大学への数学1対1対応の演習(A、B、Ⅲ)

 

物理:物理のエッセンス

   実戦 物理重要問題集 物理基礎・物理良問の風

 

化学:実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学   サイエンスビュー化学総合資料

   入試に出る 無機化学の要点 スピード総整理

   入試に出る 有機化学の要点 スピード総整理

 

②勉強について

勉強場所は自習室、近所の図書館、家のリビングが多かったです。


多くの人が言うように問題集はたくさん手を付けるより、自分の決めたものを繰り返し解くことが大切だと思います。


僕自身も全ての問題ではありませんが、重要だと思った問題は十回くらい解きました。

 

③勉強以外のことについて

夜に少し運動していました。

テレビはニュース以外は、ほとんど見ることはありませんでした。

 

④友人、知人との接し方

一番仲のいい友人が地方に行ってしまったのは淋しかったです。

たまに浪人生同士で集まることがありました。

 

⑤1日の過ごし方、或いは勉強のスケジュール

7:00起床、9:00から授業が始まり、16:00に授業が終わると自習室に籠もり、帰宅して夕食や風呂を済ませ、少し勉強してから0:30までには寝ていました。


睡眠時間は6、7時間と受験生の中では多い方だったかもしれません。

 

⑥合格できるかもしれないと思ったかどうか

あまり思っていませんでした。

模試ではC判定までしか届かず、本番が終わったあとも手ごたえはなかったので、合格を知るまでは思っていませんでしたし、最後まで不安でした。

 

⑦特別なこと

特にありません。

 

⑧その他なんでも

最後に、これから浪人する人達に言いたいのですが、ずっと勉強を続けることは無理だと思います。


実際、僕も中だるみの時期があったり、スランプに陥ったりすることもありましたが、12月から2月にかけて最後まで諦めずに頑張ったと思っているので、何とか合格することができました。

 

これから1年というと長い感じがしますが、秋くらいになると本当に焦るので、現役生のエンジンがかかっていない今の時期に頑張っておきましょう。