英語解答指針~過去問をやっていて思いついたことを、思いつくままに書いてみる
※※※ 以前書いた内容の加筆訂正版です。解答テクニックといった高度なものではありません。これまで過去問を解いていて、気がついたこと、感じたことを書いてみたまでです ※※※
独自な視点によるものなので、あまりお役に立たないかもしれませんが、なんらかのヒントになればと思い記載してみました。
①内容真偽問題
長文を読んで、その内容に合っているもの、或いは合っていないものを解答する問題です。
英文で幾つか選択肢があり、その中から該当するものを選ぶ形式となっていることが多く、相応しい表題とか、著者の意見に近いものを選択する場合もあります。
英文を訳す必要はなく、わからない単語が出てきても、推測して解答ができる問題です。
例が簡単すぎるかもしれませんが、例えば、dependent , independent がわからなければ、これらは反対の意味を表すということがわかるでしょうから、本文の意味内容からおぼろげながらも推測し、選択肢で使われていたら、その意味の方向性を考慮して解くというわけです。
仮に、全くわからない単語があったとしても、その意味を知ることなく解答できる可能性もある問題です。
本文の意味から、なんとなくといった感覚で考えてみることができるからです。
中心的な話題や大意をなんとなくでもわかっていれば、なんとか答えられる問題だと思って解いて下さい。
内容真偽問題は、全問正解をめざすことができる問題だと思います。
内容に合うものには○を、異なるものには×をつけ、判断がつかないものには△をつけて考慮し、迷った場合は必ず本文の当該箇所を確認しましょう。
解答は本文にあるのです。
迷うのは、常識的には正しくても、本文に書いてあったかどうかという場合や、曖昧な本文理解のために判断がつかない、という場合くらいでしょう。
本文のどこに何が書いてあったかということをわかり易くするためには、読んでいる途中にマークや欄外にメモを書いたりすることが必要です。
(入試英語長文読解問題解き方の提案とヒント参照)
長文を読むことができているかどうか、ということの大部分は、この内容真偽問題が解けるかどうかで判断できます。
また、内容を隅々まで緻密に読むことができなくても、ある程度解答できるようにもなります。長文対策として、最も得意な問題として下さい。
和訳は単語の奥底まで知らないと良い点を取る事ができなかいかもしれませんが、この内容真偽問題は、なんとなくわかっている状態でも全問正解を目指すことができます。
②単語を並べ替えて作る文章題
長文の特定箇所にその文章を当て嵌める場合が多いようです。まず、幾つか並んでいる単語や文章の断片を、良く観察します。そして、自分で見てつながりがわかる箇所があれば、それをつなげてしまいます。
知っている熟語、言い回し、構文などを手掛かりにして、文法的に絶対こうつながるはずだ、というものを最初につなげてしまうのです。
次に、動詞があった場合、その時制や単数なのか複数なのかを見て、その動詞の主語になるものを探します。
動詞は剥き出しになっていなくても、関係代名詞に使われていたりして、単数か複数かで判断できる場合が少なくありません。
動詞は、このように単数、複数、過去か現在か未来か、更に能動か受け身か、など情報量の多い単語です。
よく活用してみて下さい。(こういう当たり前なことを着実に実施することが大切です)
文章のつながりも考慮します。
長文の中に嵌めこむ場合、その長文の前後の文章を見て、意味、或いは前置詞などでつながりを判断します。
基本は、いきなり文章にしようとしないで、部分毎のつながりを作って、それを更につなげて文章にしていく、という方針が良いと思います。
③空欄補充問題
長文中にある場合、その前後だけを見て解答できる場合が少なくありません。
このため、長文を読まずに、その前後の文章を読んだだけで解答し、正答率が悪いという結果になることもあります。
私の場合、長文を読みながら、その内容を取りつつ、空欄に出会ったらそこで解答するという方針です。
結局は前後の文章だけで解答できることもあると思うのですが、それは全文を読んだから言えるのではないか、とも思えます。
以前たくさんの方から、早稲田の文化構想学部の空欄補充問題が解き難い、というご質問を頂きました。
長文を読んで、その内容を良く考えて解答したらどうですかとお答えすると、そのような解答方法は考えたこともなかった、という感想を頂くことが多いのです。
そして、実際に内容を取りながら読んで解答すると、旨くいくというご報告を頂く結果になっています。
但し、前後の文章を読んだだけでも解答できる場合が少なくありませんから、そのような解答方法で旨くいっている人は、勿論そのままの解答方法で良いのです。
ご自分で一番良いと思う方法を探してみて下さい。
空欄のある文章の意味を捉え、その中に入る語を選択するわけですから、文章の意味の流れをどうつかむかが焦点になることもあるでしょう。
私は文章全体を読みながらでないとできませんし、読まないと不安になってしまうので、毎回本文を全部読んでいます。しかしこれは、個人の性格によることでしょう。
④文章、段落を当て嵌める
東大のように、段落毎に順序を考慮して当て嵌めていく場合や、早稲田の文化構想学部のように、空欄に短文を当て嵌めていく場合があります。
又は、早稲田の政経学部のように、空欄に当て嵌まる文章を、選択肢の幾つかの文章を並べ換えて作る場合もあります。
やり方として、当て嵌めていく選択肢の文章を先に読むのか、本文を読んでいき、当て嵌める空欄に行き当たってから選択肢の文章を読むのか、ということがあると思います。
本文を読み始めて、当て嵌める空欄が出てくるまでを読んで、何が話題となっているかを知ることを基本的に私はしていますが、いきなり選択肢の文章を読んでも良いでしょう。
文化構想学部のように短文であればすぐに読めますので、私もこの場合には選択肢の短文を最初に読んでいます。
選択肢の短文、又は段落文について、それぞれの内容がわかるように、欄外に内容についてのポイントをメモしておくか、重要だと思われる箇所に下線などを引いて、その選択肢の内容がすぐにわかるようにしておきます。
このメモ書きは、自分が感じたことを書けば良く、かならずしも本当に正しいポイントでなくても良いのです。
時間の少ない試験中に解答しなければなりませんので、自分の感じたままを書いておいて、その内容が思い出せるようになっていれば良く、例えそのメモ書きが間違っていても、そのメモを手掛かりにして、内容が理解できるようなっていれば良いということです。
内容を旨く表していないことがわかれば、そのときに修正すれば良いのです。
このメモ書きをつなげると要約の手掛かりになります。
また、慶應の文学部に出る、本文中から三例挙げて日本語で書きなさい、という問題に対する、例を挙げるときのヒントにもなります。
次に、当て嵌める、前後の本文の文章にも気を配ります。
そこで話題は終わっているのか、新しい話題に転換しているのか、なにかその当て嵌める箇所で説明や、話題転換の導入が必要なのか、ということを考えます。
選択肢の短文をそこに入れるのなら、主語は固有名詞になっているのか、代名詞になっているのか、動詞は単数形でなければならないのか、時制はどうなのか、受動態なのかといったことを考慮しつつ、内容を考えて当て嵌め、前後の本文とのつながりが旨くいっているかどうかを確かめて解答します。
本文で話題になっている固有名詞を代名詞で言い換えていたり、誰かの発言内容で、その誰かがhe, she となっていたりすることもヒントになります。
当然、誰が発言しているかということも重要です。
選択肢の文内容と合わせて、時制、代名詞など文法的なことを利用して当て嵌めていくわけです。
次に選択肢に並んでいる幾つかの段落や短文をつなげて、空欄部分に当て嵌める場合を考えていきます。
この場合も、文章の中で代名詞が使われている場合は、その内容が出ている別の文章の後に続くことが明らかなので、そのつながりを検証していきます。
更に、In the same way、One of the most awful of those things、As a result などの前文を参照している語が出て来ている場合も、先行している文章を探していきます。
this, such, those、といった語も、それが使われていれば、先行する文章があることの証拠になります。
例えば、Such processing methods、Those corporations などの場合は、先行した文章で言及されているはずなのです。
後は、これまでと同じ、動詞の使い方や、話の展開と流れから内容の進行に従って順序を決めていきます。
内容としては、論理の展開、因果関係、状況の進展、理由や原因と結果などを考慮します。
また、文章の対比構造も重要な手掛かりになります。
For the middle class とFor working-class との二つの文頭で始まる文章があって、その結果、As a result, two contrasting conception ~ という二つの階層の対比的な考え方が生まれるようになった、という構造になっていれば、そのことに気がつけば、簡単に並べる順序がわかるということもあります。
文章の構造から、文の順序を推測するのです。
以上、解答のヒントとなるかと思い、記載してみました。
独自な視点によるものなので、あまりお役に立たないかもしれませんが、なんらかのヒントになればと思い記載してみました。
①内容真偽問題
長文を読んで、その内容に合っているもの、或いは合っていないものを解答する問題です。
英文で幾つか選択肢があり、その中から該当するものを選ぶ形式となっていることが多く、相応しい表題とか、著者の意見に近いものを選択する場合もあります。
英文を訳す必要はなく、わからない単語が出てきても、推測して解答ができる問題です。
例が簡単すぎるかもしれませんが、例えば、dependent , independent がわからなければ、これらは反対の意味を表すということがわかるでしょうから、本文の意味内容からおぼろげながらも推測し、選択肢で使われていたら、その意味の方向性を考慮して解くというわけです。
仮に、全くわからない単語があったとしても、その意味を知ることなく解答できる可能性もある問題です。
本文の意味から、なんとなくといった感覚で考えてみることができるからです。
中心的な話題や大意をなんとなくでもわかっていれば、なんとか答えられる問題だと思って解いて下さい。
内容真偽問題は、全問正解をめざすことができる問題だと思います。
しかも、東大や早稲田など、国公私立を代表する大学でも、絶対に違うというくだらない選択肢が入っていることが少なくありません。
内容に合うものには○を、異なるものには×をつけ、判断がつかないものには△をつけて考慮し、迷った場合は必ず本文の当該箇所を確認しましょう。
解答は本文にあるのです。
迷うのは、常識的には正しくても、本文に書いてあったかどうかという場合や、曖昧な本文理解のために判断がつかない、という場合くらいでしょう。
本文のどこに何が書いてあったかということをわかり易くするためには、読んでいる途中にマークや欄外にメモを書いたりすることが必要です。
(入試英語長文読解問題解き方の提案とヒント参照)
長文を読むことができているかどうか、ということの大部分は、この内容真偽問題が解けるかどうかで判断できます。
また、内容を隅々まで緻密に読むことができなくても、ある程度解答できるようにもなります。長文対策として、最も得意な問題として下さい。
和訳は単語の奥底まで知らないと良い点を取る事ができなかいかもしれませんが、この内容真偽問題は、なんとなくわかっている状態でも全問正解を目指すことができます。
②単語を並べ替えて作る文章題
幾つかの単語や、文章の断片が並んでいて、それをつなげて文章を作る場合があります。
長文の特定箇所にその文章を当て嵌める場合が多いようです。まず、幾つか並んでいる単語や文章の断片を、良く観察します。そして、自分で見てつながりがわかる箇所があれば、それをつなげてしまいます。
知っている熟語、言い回し、構文などを手掛かりにして、文法的に絶対こうつながるはずだ、というものを最初につなげてしまうのです。
次に、動詞があった場合、その時制や単数なのか複数なのかを見て、その動詞の主語になるものを探します。
動詞は剥き出しになっていなくても、関係代名詞に使われていたりして、単数か複数かで判断できる場合が少なくありません。
動詞は、このように単数、複数、過去か現在か未来か、更に能動か受け身か、など情報量の多い単語です。
よく活用してみて下さい。(こういう当たり前なことを着実に実施することが大切です)
文章のつながりも考慮します。
長文の中に嵌めこむ場合、その長文の前後の文章を見て、意味、或いは前置詞などでつながりを判断します。
基本は、いきなり文章にしようとしないで、部分毎のつながりを作って、それを更につなげて文章にしていく、という方針が良いと思います。
③空欄補充問題
長文中にある場合、その前後だけを見て解答できる場合が少なくありません。
このため、長文を読まずに、その前後の文章を読んだだけで解答し、正答率が悪いという結果になることもあります。
私の場合、長文を読みながら、その内容を取りつつ、空欄に出会ったらそこで解答するという方針です。
結局は前後の文章だけで解答できることもあると思うのですが、それは全文を読んだから言えるのではないか、とも思えます。
以前たくさんの方から、早稲田の文化構想学部の空欄補充問題が解き難い、というご質問を頂きました。
長文を読んで、その内容を良く考えて解答したらどうですかとお答えすると、そのような解答方法は考えたこともなかった、という感想を頂くことが多いのです。
そして、実際に内容を取りながら読んで解答すると、旨くいくというご報告を頂く結果になっています。
但し、前後の文章を読んだだけでも解答できる場合が少なくありませんから、そのような解答方法で旨くいっている人は、勿論そのままの解答方法で良いのです。
ご自分で一番良いと思う方法を探してみて下さい。
空欄のある文章の意味を捉え、その中に入る語を選択するわけですから、文章の意味の流れをどうつかむかが焦点になることもあるでしょう。
私は文章全体を読みながらでないとできませんし、読まないと不安になってしまうので、毎回本文を全部読んでいます。しかしこれは、個人の性格によることでしょう。
④文章、段落を当て嵌める
東大のように、段落毎に順序を考慮して当て嵌めていく場合や、早稲田の文化構想学部のように、空欄に短文を当て嵌めていく場合があります。
又は、早稲田の政経学部のように、空欄に当て嵌まる文章を、選択肢の幾つかの文章を並べ換えて作る場合もあります。
やり方として、当て嵌めていく選択肢の文章を先に読むのか、本文を読んでいき、当て嵌める空欄に行き当たってから選択肢の文章を読むのか、ということがあると思います。
本文を読み始めて、当て嵌める空欄が出てくるまでを読んで、何が話題となっているかを知ることを基本的に私はしていますが、いきなり選択肢の文章を読んでも良いでしょう。
文化構想学部のように短文であればすぐに読めますので、私もこの場合には選択肢の短文を最初に読んでいます。
選択肢の短文、又は段落文について、それぞれの内容がわかるように、欄外に内容についてのポイントをメモしておくか、重要だと思われる箇所に下線などを引いて、その選択肢の内容がすぐにわかるようにしておきます。
このメモ書きは、自分が感じたことを書けば良く、かならずしも本当に正しいポイントでなくても良いのです。
時間の少ない試験中に解答しなければなりませんので、自分の感じたままを書いておいて、その内容が思い出せるようになっていれば良く、例えそのメモ書きが間違っていても、そのメモを手掛かりにして、内容が理解できるようなっていれば良いということです。
内容を旨く表していないことがわかれば、そのときに修正すれば良いのです。
このメモ書きをつなげると要約の手掛かりになります。
また、慶應の文学部に出る、本文中から三例挙げて日本語で書きなさい、という問題に対する、例を挙げるときのヒントにもなります。
次に、当て嵌める、前後の本文の文章にも気を配ります。
そこで話題は終わっているのか、新しい話題に転換しているのか、なにかその当て嵌める箇所で説明や、話題転換の導入が必要なのか、ということを考えます。
選択肢の短文をそこに入れるのなら、主語は固有名詞になっているのか、代名詞になっているのか、動詞は単数形でなければならないのか、時制はどうなのか、受動態なのかといったことを考慮しつつ、内容を考えて当て嵌め、前後の本文とのつながりが旨くいっているかどうかを確かめて解答します。
本文で話題になっている固有名詞を代名詞で言い換えていたり、誰かの発言内容で、その誰かがhe, she となっていたりすることもヒントになります。
当然、誰が発言しているかということも重要です。
選択肢の文内容と合わせて、時制、代名詞など文法的なことを利用して当て嵌めていくわけです。
次に選択肢に並んでいる幾つかの段落や短文をつなげて、空欄部分に当て嵌める場合を考えていきます。
この場合も、文章の中で代名詞が使われている場合は、その内容が出ている別の文章の後に続くことが明らかなので、そのつながりを検証していきます。
更に、In the same way、One of the most awful of those things、As a result などの前文を参照している語が出て来ている場合も、先行している文章を探していきます。
this, such, those、といった語も、それが使われていれば、先行する文章があることの証拠になります。
例えば、Such processing methods、Those corporations などの場合は、先行した文章で言及されているはずなのです。
後は、これまでと同じ、動詞の使い方や、話の展開と流れから内容の進行に従って順序を決めていきます。
内容としては、論理の展開、因果関係、状況の進展、理由や原因と結果などを考慮します。
また、文章の対比構造も重要な手掛かりになります。
For the middle class とFor working-class との二つの文頭で始まる文章があって、その結果、As a result, two contrasting conception ~ という二つの階層の対比的な考え方が生まれるようになった、という構造になっていれば、そのことに気がつけば、簡単に並べる順序がわかるということもあります。
文章の構造から、文の順序を推測するのです。
以上、解答のヒントとなるかと思い、記載してみました。