稲本龍馬 -4ページ目

稲本龍馬

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バイトへ行く電車の中。





来年予定している世界一周旅の事考えてた。






「今直ぐにでも出たいぐらいだけど、時間もお金も無い…ほかにやりたい事もあるし…」






他に可能な、鳥肌が立つ様な旅は無いものか。






考えた。




考えた。





色々考えた。






自分はいつもやりたいと思った事はメモしている。






そのメモを眺めていた。





スペイン一ヶ月留学





世界一周の旅






トマト祭り





ダカールラリー






ホノルルマラソン






色々な事が書いてあった。







その一つ、

Route66でアメリカ横断。







閃いた。






これは来た。




一気に鳥肌が立ち、涙が出そうなくらい脳みそがスパークした。




思いついたのはアメリカをヒッチハイクで横断!









これならお金と時間も少し無理をすればいける範囲。






思いついた瞬間に心に決めた。



必ず行く事を。




でも今直ぐに航空券を買うお金が無かったから友達に立て替えてくれ!とお願いした。






そこで辻としもに連絡。





なんの躊躇も無くオッケーが出た。







しもに5万、辻に3万。






普通の大学生だったらこんなお金直ぐには出せないし、貸そうとも思うはずがない。





でもこの2人は自分の我儘を受け入れてくれた。



本当に、感謝しかない。




お金の面ではこの2人のお陰で直ぐにクリア出来た。




翌日、まず父親に連絡。




「お父さん、俺四月からアメリカヒッチハイクで横断してきたいんだけど。通信大学の入学は一ヶ月遅らせて、お金は友達に立て替えて貰える事になったから」






お父さん、




「おお行って来い。お金出せなくてごめんなぁ。でも世界は見てきた方がいいよ。で、いつ出発だ?…」






本当に喋ったのは30秒程度。





本当にここまで自由にさせてくれてありがとう。


普通の家だったらまず行く事自体反対、お金を借りる事も反対するだろう。





次はお母さんに電話。







お父さんに言った事と同じ事を話した。





「あんたねぇ、それがどれだけ危険な事か分かってる!?…」




そこからそんな話が続いた。



でも自分は本当に心の底からしたい事だったから、


「うん、分かってる。それでも、どうしても、行きたいんだ」





お母さん、





「そういう風に育てたのはお母さん達だし、龍馬のやりたい事だから行くなとは言えないけど…」






ああもう本当にごめん。





心配かけて。



でも、それを踏まえた上でも行きたい!と思うんだ。









お母さんははっきりゴーサインを出した訳じゃないけれど、日程やパスポート、お金の事を話し始めて、しぶしぶ許してくれた。










電話は30分くらいだった。





どちらかと言えば沈黙の方が長かった気がする。







後はバイト先に連絡。



これが通れば決定。





三月最後の週も旅の為に休みを一週間取っていたから凄くいい辛かったけど、快く自分のお願いを受け入れてくれた。









店長からの返信が着た瞬間、嬉しさの余り思わず声をあげてしまった。







それだけ嬉しかった。







アメリカヒッチハイク横断旅。






思いついた瞬間に行く事は決めていて、



色々蹴りつけるのには3日かかった。






あー本当に嬉しい。







周りの心配や、迷惑をかけてまで行く旅なのだから成功させてやる、






絶対に。








瞬間。














その瞬間が大事。














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