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前回のブログの続きです。

 

さて、いよいよ憲法改正について見ていきます。

目次

・はじめに
・改憲の必要性
・憲法9条改正について
 ・9条1項
 ・9条2項
 ・国防軍
・まとめ
・余談:憲法の解釈
 
※全てに目を通していただきたく、
ページ内リンクはわざと貼っていません。
かなりの長文ですがお付き合いいただければと思います。
 

はじめに

安倍総理は5/8(ちょうど昨日!)の国会で、
憲法改正におけるやり取りの中でこう述べたようだ。
『自民党総裁としての考え方は読売新聞に相当詳しく書いてあるから、ぜひ熟読していただきたい』

https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/yomiuri-interview?utm_term=.pv77yb1av#.ms78BlMQq

 

 
ということで読売新聞を読んで。。。読めない。
有料会員になれば読めるようだがこれだけのためにはさすがに・・・。
安倍総理がこう言ったから読売新聞も
そのうち誰でも読めるように対応してくれるかな?

他の記事からかろうじてほんの少し読みとれた。
インタビューの中で自民党の改正草案について、
下のように述べているようだ。
『党の目指すべき改正はあの通りだが、政治は現実であり、結果を出していくことが求められる。党の改正草案にこだわるべきではない』

https://www.j-cast.com/2017/05/03297160.html?p=all

 

今回の改憲については草案にはこだわらないとしているが、
問題の本質を探るには「目指すべき改正」である
改正草案を読むのが良さそうだ。
ということで自民党憲法改正推進本部のHPから
Q&Aと草案を読んでいく。

http://constitution.jimin.jp/

 

改憲の必要性

まずは改憲の必要性について。

自民党 憲法改正推進本部のHPの改正草案Q&A

http://constitution.jimin.jp/faq/

 

『Q1なぜ、今、憲法を改正しなければならないのですか?』からいくつか抜粋
1『わが党は(中略)自主憲法制定を党是としています』
2『現行憲法は(中略)国民の自由な意思が反映されていない』
 (連合国軍の司令部の指示の下作成されたもののため)
3『世界の国々は、時代の要請に即した形で憲法を改正しています。(中略)
 外国では、現実とのかい離が生じば憲法を改正しています』
 
1,2は「憲法は自分たちで作るためのものなのに
現行憲法はそうではない。だから作り直すべき。」という
話しでしょうか。
現行憲法が押し付けられた憲法か否かの議論はここではしません。
GHQの介入が多少なりともあったことは事実だと思うので、
ひとまず「現行憲法は自主憲法でない」という自民党の主張が
正しい前提で議論は進めます。
 
この理由だと、極端に言うと
「内容はどうでもいいけど、自主憲法であることが
大切なので改憲します」という理論になります。
 
私には到底納得できない理論です。
もしそうだとしても、その場合は全て作り直すべきでしょう。
中途半端な改正で「自主憲法」を主張するのであれば、
改正後の「自主憲法」はただの自己満足に過ぎないと思います。
 

3は「憲法は現実との乖離が生じれば改正するもの。
みんなそうしてる」といっています。
外国がどうしてるかは置いておいて、
「現実との乖離が生じれば改正すべき」は納得できる内容です。
私もそう思います。
 
 
自民党にとっては「自主憲法を制定するため」と
「現実との乖離が生じたため」の2つが憲法改正の理由のようです。
 
次から9条について詳しく見ていきます。
の前に少しだけ。
 
改正のポイントとして下のように書かれています(Q2の回答)
『日本にふさわしい憲法改正草案とするため、まず、
翻訳口調の言い回し(中略)を全面的に見直しました。』
 
現行憲法は翻訳口調であり、日本にふさわしくないようです。
私はそうは思わないんですけどねぇ。
私の日本語能力が低すぎて違和感を感じないのでしょうか・・・。
 

憲法9条改正について

さて、第9条についての解説は4章安全保障に記載されています。
改正草案については長いし、きれいにまとめられないので
皆さん直接読んでいただければと思います。

 

9条1項

『このような文章の整理を行っても、9条1項の基本的な意味は、
従来と変わりません。』(p9 中段あたり)
(現行憲法の)『9条1項で禁止されるのは「戦争」及び侵略目的による
武力行使(上記①)のみであり、自衛権の行使(上記②)や
国際機関による制裁措置(上記③)は、禁止されていないものと
考えます。』(p9最下段)
※(上記~)はここには転記していません。
 
従来と意味は変わらないのであれば「現実との乖離の是正」という
目的ではありません。
自民党にとっては文章の整理をすることが「自主憲法」への
道なのでしょうか?私には理解できません。
不要な修正はバグのもと。ソフトウエアの常識です。
なにか裏の意図があるのではと勘ぐってしまいます。
 
2つ目は武力行使についての自民党の見解。
1929年のパリ不戦条約以来確立している解釈だそうです。
この解釈については賛否あると思いますが、私は、平和の道を
突き進むには自衛権すら持たなくていいと思っている人間です。
それでも攻撃をしてくる国があれば「いい人」のまま
日本が潰れるのもいいのではと・・・。
非国民でしょうか?
 
軍事力が外交に力を及ぼす現在の構図も
どうにかならないかなぁと思っています。
少なくとも今の世界の状態では武力0の平和は夢のまた夢でしょう。
みんなが核を持つ戦力均衡による平和のほうが
よほど現実的に感じます。
 
まぁ理想論であることはわかっているので、
現状をどうしても変えたい!とは思いませんが。
 

9条2項

重要な内容だと思うので長文をそのまま抜き出します。
 
『新たな9条2項として、「自衛権」の規定を追加していますが、これは、
従来の政府解釈によっても認められている、主権国家の自然権(当然持っている権利)としての「自衛権」を明示的に規定したものです。この「自衛権」には、国連憲章が認めている個別的自衛権や集団的自衛権が含まれていることは、言うまでもありません。
また、現在、政府は、集団的自衛権について「保持していても行使できない」という解釈をとっていますが、「行使できない」とすることの根拠は「9条1項・2項の全体」の解釈によるものとされています。このため、その重要な一方の規定である現 行 2 項(「 戦力の不保持」等を定めた規定)を削除した上で、新2項で、改めて「前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない」と規定し、自衛権の行使には、何らの制約もないように規定しました。もっとも、草案では、自衛権の行使について憲法上の制約はなくなりますが、政府が何でもできるわけではなく、法律の根拠が必要です。国家安全保障基本法のような法律を制定して、いかなる場合にどのような要件を満たすときに自衛権が行使できるのか、明確に規定することが必要です。この憲法と法律の役割分担に基づいて、具体的な立法措置がなされていくことになります。』
(p10上部)
 
まとめるとこんな感じでしょうか?
「これまでも政府解釈では認められていた自衛権の保持を明記する」
「個別的自衛権や集団的自衛権が含まれている」
 (憲法では明記されない)
「集団的自衛権の"行使"の足枷となっていた2項を削除する」
「細かい制約は法律で決める」

集団的自衛権の行使ができないことが問題だったら
変更すべきは第1項ではないでしょうか?
武力の行使が「侵略目的の場合」はダメだが
「自衛権の行使の場合」「制裁の場合」はOKという
条件を入れるべきでしょう。
この場合も戦力を持つわけなので第2項の削除は
必須だと思いますが。
 
後半の「憲法と法律の役割分担」についての
考え方についてはそのとおりだと思います。
むしろ、未だに「憲法の解釈」が議論されることに違和感を覚えます。
これについては後述します。

とりあえず、第9条改憲の本質は、
現状「(自衛のためにも)武力が行使できない」ことが問題であり、
「自衛権を持ち、行使する」ことを可能にすることにあるようです。
それに伴い「戦力(国防軍)を持つこと」を
規定しようとしているようです。
 
前述の通り、私はいかなる武力の行使にも反対のため、
改憲の内容云々以前に反対です。
直近の改憲では自衛隊を明記することのみとしていますが、
最終目的がこれであるという以上、私は反対の立場です。
 

国防軍

(自衛隊を国防軍と変えた理由についての議論の中で)
『世界中を見ても、都市国家のようなものを除き、一定の規模以上の人口を有する国家で軍隊を保持していないのは、日本だけであり、独立国家が、その独立と平和を保ち、国民の安全を確保するため軍隊を保有することは、現代の世界では常識です。』
 
今回私が調べる中で最も怒りを感じた部分。
安倍政権、嫌いじゃなかったけどものすごく印象悪くなった。
 
 
現代の世界では軍隊の保有は常識。
日本だけ違うので日本も軍隊を保有する。
 
 
私の中では軍隊を持たずに独立と平和を保ってきた
日本が好きだったんですが。
これまで軍事力に頼らず諸外国と対等に接するために
首脳陣は頭を悩ませながらなんとかやってきたんだと思う。
 
隣国が今にも攻めてきそうだから?
国境離島問題で軍事力を持ってないと対等に話し合えないから?
平和な世界への諦めでしょうか。
平和への意識がそこらへんの国と何ら変わらない
レベルにまで落ちているように思える。
 

まとめ

以上、第9条の改憲内容と私なりの解釈、私の考えでした。
もう一度まとめると、
 
自民党は下の目的で憲法改正を進めている。
・自主憲法を制定すること
・現実とのかい離を埋めること
 
私は「自主憲法を制定する」ための改正は内容が伴わないため反対。
 
 
9条では「自衛のためですら武力が行使できない」という問題に対し、
「戦力(国防軍)を持ち、自衛権を行使する」ことを可能にするために
改憲を行う。
 
私は「自衛のためですら武力が行使できない」ことを
問題とも思わない。この時点で賛成の立場にならない。
「戦力(国防軍)を持つ」ことにももちろん反対である。
 
前文の変更を見ても感じることだが、「平和を守る」ことを
目標とした現行憲法に対し、「自国を守る」ことを目標とするように
意識が変わっているように感じる。
この考え方に対しても私は反対である。
 
国として「自国を守るために平和を守る」よりも
「平和を守る過程で自国が守られる」をあるべき姿としたい。
前者は「平和を諦める」という選択が簡単になされるような
気がしてならない。

これまで勝手に調べて勝手に書いてきました。
もうすこし広い意見を聞きたいので、
一般の方のブログなどを見ながら議論が
深められればなぁと思います。
 

余談:憲法の解釈

最後に、「憲法の解釈」についてもう少し書きます。
 
なんで「政府解釈」がいつまでも横行するのだろうか?

憲法で曖昧な部分はさっさと法律で定めるべきだと思う。
 
例えば「侵略目的の武力の行使を禁止する」
「自衛権の行使、制裁のための武力の行使は認める」みたいな
法律を作る。
(どうやらそういう政府解釈らしいので)
 
それに対し、憲法裁判を行う。
これで政府解釈なんていう曖昧なものはなくなり、
日本国として解釈が一つに定まると思うのだが。
 
もちろん憲法裁判では違憲かどうかしか判断しないので、
その判断が受け入れられないのであれば国民投票で
憲法を改正する。
それが正しい憲法改正の進め方な気がするのですが
いかがでしょうか?