ごきげんいかがですか

月曜日は俳句週歴

季節の俳句を ご一緒に

一枚の風が火となる罌粟(けし)畑

言葉 ;なし

季語 ;罌粟(けし)

五感+;視覚 

感想 ;罌粟の花は、うちの畑にもよく咲く。ただ、罌粟にもいろいろ種類があるらしく、

    なかにはアヘンの原料になり、栽培を禁じられている種類のものもある。

    「火となる」が、眼目かな。

    真っ赤な罌粟が一面に咲いていた。風が吹くと揺れて、燃え上がる火のように感じた。

    作者 ;中嶋秀子

       18歳で能村登四郎の句会に出席。先生の紹介で加藤楸邨とその門下の人々を知る。

       のちか「寒雷」同人、新人賞受賞。東京出身。NHK学園講師など。

他作品;夫(つま)の墓ほたるの墓となりて燃ゆ

    夫(川崎三郎)は俳人だった。死別した後の歌だろう。

ちょこっと俳画(選句から絵まで10分で書く)

罌粟の花があったので。

芥子(けし)咲いてその日の風に散りにけり 子規

 

※川柳メモリー

   狭いけど平和な時をもてる場所

題は 平和

その場所はどこだろう?

これは、読者の想像に任せられる。

あなたにとっては、どこでしょう。

 

ではごきげんよう さようなら

 

今週の朝日俳壇から 自分勝手な鑑賞

絵になりそうな句 貴子選2句目 櫂選8句目

ほっこり句 章選3句目

うまい比喩と思った句 れおな選3句目