ごきげんいかがですか

月曜日は、俳句週歴 を

ほととぎすなくや雲雀と十文字

言葉 ;雲雀は「ひばり」と読む。うまい漢字のあてだなあ。雲の雀か。

季語 ;ほととぎす ひばり どっち?両方?季重ね?

五感+;視覚  聴覚

感想 ;季語は「ほととぎす」だろう。

    二つの季語があり、しかも 春と夏と季節が違う。

    初心者なら、ご指導が入る所だろう。

    素堂の「目には青葉山ほととぎす初鰹」のような三つある句もあるしな。

    余談だが、「目には」の「は」があることに恥ずかしいことに、最近気づいた。

    6音になるのにな。最近まで「は」抜きで、覚えてた。

    ホトトギスの漢字は 時鳥 杜鵑 不如帰 子規 などいろいろある。

    口の中は真赤という。実際を見たことがない。

    まあ、そのほととぎすが「トウキョウトキョカキョク」と鳴いたのだ。

    雲雀と空で直角に交差したときに。

    まさに視覚的な句だ。絵画のように感じた。

作者 ;向井去来

    長崎生まれ。松尾芭蕉の門人。高潔で篤実な性格から、芭蕉をはじめとした俳人から親しまれ、     「西国三十三ヶ国の俳諧奉行」とあだ名されたという。

 

他作品;湖の水まさりけり五月雨

    をととひはあの山越つ花盛り

 

川柳メモリー

抱き合った裸が落ちる土俵際

題   抱く

コメント;ちょっとエロチックな場面を想像させ、なんだ相撲かと笑わせる魂胆。

     どなたかの短歌の発想を頂戴したもの。

年   ;2019

 

※朝日俳壇から

 俳句は、イメージが合うものをマッチングさせて作句されることが多いと感じている。

 ところが、反対のものを持ってくるものもある。

 今回では 櫂選 9句目 曽根氏

 戦争をやめない大人と 子供の日をくっつけた。お見事ですねえ。

 ではごきげんよう さようなら。