ご機嫌いかがですか

水曜日は比庵の歌をご一緒に

 清水比庵 笠岡と縁が深い 

山みづの一筋ながれ路の上の砂を洗ひてあくまで清く   

これも窓日彫りの彫られた歌。山裾から、清水が流れ出ている。自然の湧きみずである。それが、路の上に流れ出ている。その水は、路の上の砂を洗って流れているが、それでも清く澄んだままのみずである。小さな発見であり、心も清らかになったのだろう。極当たり前のことであるような気がするが,それが歌になる。

「やまみづ」はこのうたしか見当たらない。

そこで、「砂」をさがした。

その中から

老松の 根もとの砂の 清ければ かゆきかくゆき 蟻の歩くも

偶然だが「清く」も、ある。

「清い砂」に心が動くのだろう。

印章は70以上あるそうな。いろいろ使ってみたかったんだな。

 

有名どころから「砂」で

口まで砂のつまりしわれか 笑はむとして ひとすぢの砂こぼしたり

中津昌子

昭和30年京都生まれ

馬場明あき子に師事とあったから、窪田空穂系?

怯えなくてもいいものに、おびえるという。今でもだろうか。

ブランコの下の大きな水たまり しいんとくらき口を開けいる

私はそんなこと感じたことが一度もない。

色々な人がいるんだな。

咲き切った薔薇も美しい。

ではごきげんようさようなら

※はるさんの短歌メモリー

お互いに水を求めて来るキッチンで潰す人間潰される虫

皆さんのお宅ではそんなことはないと思うが、我が家の夜のキッチンには、ゴキブリが出る。

駆逐しても駆逐しても出るのは、水のたっぷり含んだ彼らの餌が豊富にあるからだろう。

私も、何か飲もうと冷蔵庫を探りに来る。そこで、両者は対面することになる。

すると、彼は、私のスリッパで潰されることになる。

同じ水を求めたもの同士であるのに。