ごきげんいかがですか?

土曜日は、はるさん図鑑。

ジジイの独り言。夢をよく見る。提言もする。

ボンネットバス

 

 昔バスはボンネットバスだった。幽かに記憶があるが、ひょっとすると、写真を見ての記憶かもしれない。若い人には意味が分からないかもしれない。乗用車のように、前が(エンジン部分が)つきだしたバスだ。はるさんは、どうしてボンネットバスがなくなったのか不思議でたまらない。復活を願い、夢ごとを書く気になった。

 今のバスは、エンジン部分が車体の下にある。その上に客席があるから、多くの客席をつくることができる。半面、どうしても客席が高くなる。客は階段を、何段も上らなくてはならない。エンジンのメンテナンスも下にあると大変ではないか。そして、エンジンが客席の下にあると、どうしてもエンジン音が大きくなる。

 そこで、はるさんは、ボンネットバスの復活を提案する。昔のように、いかのこうらのような方向指示器が出るやつではないぞ。最新式モダンボンネットバスだ。エンジンが普通の乗用車と同じように前にあると、客席は静かだろう。床はぎりぎりまで低くすることが出来るだろうから、高齢者や子供には優しいはずだ。車いすだって補助板で上がれるようにできるかもしれない。メンテナンスもずっと容易のはずだ。ひょっとすると、軽量化できて、燃費もよくなるかもしれない。それに、ぶつかった時、前にエンジン部があるから、ショックが軽減され安全だ。

 いいことずくめだ。乗車人数は少なくなること以外は。でも、観光バスや通学通勤時間帯のバスは別として、多くの人が乗っていない通院や買い物に行く時間帯や田舎町を走るバスには、ボンネットバスがいいんじゃないか。「多く運べることはいいことだ。」の世界は終わったような気がする。

ではごきげんよう さようなら