ごきげんいかがですか?

土曜日ははるさん図鑑を読んでやってください。

ジジイの独り言、夢ごとを語る。

 原田直次郎 作 騎龍観音

新フライパン運動

 

  昭和30年代に「フライパン運動」というのが、あったことを新聞のコラムで初めて知った。どんな運動だろうと思ったら、日本人の食生活は当時栄養不足で、高カロリーの「油を使った料理を食べよう」という運動だったようだ。それに使われるのが、フライパンと言うわけだ。今から見れば、ちょっとショックだが、はるさんはそんな時代に子供でいた。

  フライパンというのは、便利なものだと思う。焼く 煮る いる 蒸す 揚げる なんでもできる。しかも、片手の取っ手だ。子供のころ、「おやき」と言っていた、小麦粉に砂糖などいれ溶いたものを、フライパンで焼いた。それを、おやつにするのだ。片面焼けて、裏返すとき、空中でやって、腕を競ったものだ。

 短所もある。食材がこびりつきだ。こがしでもしたら、きれいにするのが大変だ。だから、やむなく油を敷く。それを解消したのが、○○加工とかいう、表面をコーティングしたものだ。なるほど、こびりつかない。軽くもなった。すごい! 始めのうちは・・・ なぜかこすってもないのに、急に冷やすこともしてないのに、コーティングははがれ、底面は曲がり ぴたりとIH面につかない。

 はるさんは、今度は純鉄の厚めの物を買ってみようかと思っている。熱がなかなか通らないだろうな。重いだろうな。そして、何よりこびりつくぞ。油を敷くようになって、脂分が増えるぞ。いろいろ思いながら、すぐに買い換えなくてはならないようなものは、あまり使いたくない思いがある。油脂の多く含まれた菓子など控え、ジジイは、フライパンで油を取るんだ。そして、ごしごし、遠慮なく金たわしでこするんだ。などと夢を見る。次々に買い替えない、新フライパン運動だ。どうだ?!

 

では御機嫌よう さようなら