ごきげんいかがですか

金曜日は 「探偵ユーベル」ユゴー作 森田思軒訳 をご一緒に

森田思軒 (笠岡出身の翻訳家)

※ユーベルはパリに同行する人らに、金は心配しなくていいという。

 

かくのごとくパリにいかんとて彼が引き入れたる人々は問えり

「さりながら銭は」

ユーベルは答えり

「安んぜよ 彼らはこれを備えり かれらはふ頭に出でて諸君を待つべし

ただパリに来れ その余は自ら定まるべし かれらは諸君の為にまさにその所を設けおるべきなり」

ハエス ギグー。及びゼゴーの外 彼はまたザラスセ ロンドー及びその他を引き入れり

 共同組合の解散の後 ゼルシーにある諸亡士は分かれて二個の組合をなせり

ひとつはフラテルネル 一つはフラテルニチー

ユーベルはフラテルニチー組合に属せり この組合にありてはギグー会計役たり 彼は前記せる如くここより毎週7フランを取りしなり 彼はギグーに求めて 己が不在なりし2週間の分 14フランを受けたし これは共和政治の用をなすが為に不在となりしものなればなり と為せり

ユーベル及び前記せる人々が発足の日はいよいよ金曜日10月21日と定めり

 

ここに亡士の一人にてローリンの代言人(;弁護士)ラッチール 一朝 タバコ屋ユーレルの店にゆけるに 一個ありてまた店に入り来るを見たり ラッチールはいまだかつてこれと語を交えたることあらず

されども一目して直ちにその人を知れり

その人はラッチ―のフランス人たることを見て これに言えり

「紳士 御身は100フランの札を取り替ゆべき小銭あらずや」

ラッチールは答えり

「否」

※ローリンはフランス西部の モルビアン県の港町 ロリアンのこと


※ ユーベルは金を持っているのか?

では御機嫌よう さようなら

※音訳状況

笠岡市史

1章 デイジー校正が返ってきた もう少しで完成

2~3章 お休み中

4章 完成

5章 1次校正中

6章 自己点検をしなくては

7章 音訳中

※ マイクを買ってしまった。7900円 アマゾン。

お楽しみはこれから。

初めてのコンデンサーマイク。(usb)

購入のきっかけは、マイクと口との間を離せないかということ。

要するに、口の近くのマイク(ダイナミックの場合)が邪魔ということ。

それから、コンデンサーマイクへの好奇心。

さて、どうなりますことやら。

また、報告します。