ごきげんいかがですか?

 

鶯庵(小屋)でお食べ下さいと、おかしをいただきました。

美味!そして、鶯色。 松江のお菓子らしいです。ご馳走様。

 

水曜日は、易しい短歌をご一緒に。

きょうのテーマは

住宅地?

まあ、新興住宅地らしきところ?

 

 

大根を探しにゆけば大根は

夜の電柱に立てかけてあり

    花山多佳子 昭和23年
 

買い物に行って、大根を買ったはずだ。しかし、無い。どこかで落としたのか、途中の立ち話の時、置き忘れたのか。暗くなった街を、逆に歩いて探しに行った。すると、なんと電柱に立てかけてあった。親切な人が、よく目に付くように、立てかけてくれたのだ。
情景が目に浮かぶようだ。それにしてもおっちょこちょいな主婦だ。
作者は、日常の滑稽を詠む。また、子供たちの日常も詠む。例えば
「あの人って迫力ないね」と子らがささやく

                     「あの人」なればわれは傷つく
子供に言われるのは、つらくもあるが、楽しくもある。

 

 

鳩のやうな新人銀行員の来て

青葉の新興住宅地に迷ふ

米川千嘉子(ちかこ)昭和34年
 

夫は坂井修一(東大教授・歌人)
鳩のような新人とはどんな感じなのか。まだ落ち着きが無く、目をきょろきょろするうな、落ち着きの無さが見えたのかも知れない。
だいたい四月から新年度が始まるから、青葉の茂る五六七月など、右も左も分からない。しかも住宅地は、同じような家が並んでいて、精通しなければ、家を探して、ぐるぐる同じ所を回るようになる。
新任の銀行員の君、迷ってお気の毒様だね。すぐ慣れるよ。

紫陽花が もう少しで咲きます。 ピンとぼけてますね。

 

ではごきげんよう さようなら。

 

※ 荷を送り配達予定の終日は「着いた」のメール待ちつつくらす  鶯庵

 

    時間指定をしてるのに、・・・・・・・・・・年は取りたくないものだ。

 

 

※こりゃまたローカルだ。天満屋陸上部の監督さんのつもり。