ごきげんいかがですか?

 

昨日から松の剪定を始めました。

何年たっても、きれいにようしません。

自己流ですから。

しかし、まあ毎年のことですから、この時期に。

むさくるしく茂った葉を落として、秋の光が下に届くように

します。

手は、松脂で真っ黒、腕は松の葉でさされて、赤い斑点だらけ(一晩で消えます)になります。

何ごとも楽しんでしなきゃ。と自分を鼓舞。

 

月曜日は俳句(漱石)


 切口に冷やかな風厠(かわや)より           明治45年
痔の手術をした。

と言っても近所の性病専門医による自宅での応急処置的な手術だ。

その切り口がなんとも痛い。

トイレに行けば、そこへ冷ややかな秋の風が当たる。

本格的な手術は、翌年になる。

厠の俳句は痛快な俳句があるが、いつかそのうちに。

 

 

秋風に屠(ほふ)られに行く牛の尻              明治45年

胃の悪い漱石は、痔も悪くした。

前の句のように一時は自宅での処置で逃れたが、今度はそうとはいかない。

で、入院して手術となった。

そして、それ相応の苦痛を味わうことになる。

これを何とか俳句にして読者を楽しませようようというのが漱石のユーモアだ。

自分を屠殺場に連れて行かれる牛にたとえている。

どうしても尻に目がいくんだよなあ。

痔の手術は現代でも相当こたえると聞く。

石榴が色づいてきました。

ではごきげんよう さようなら。

今日という日が、あなたにとって 幸せを感じられる(感じることができる)日になりますように。

そして、痔のかた お大事に。