中学生ぐらいの時

大人になったら「速記者」になりたい

または「速記」が出来るようになりたいと

思っていたことがありました。

 

それは

新聞や少年雑誌で

こんな広告を見ていたからです

 

 

今のように簡単に録音できたり

パソコン、ワープロなどのなかった時代です。

 

特殊な文字を使って

人の喋ったことをスラスラと書きとる技術。

少年の心を動かしました。

これでお金を稼げば、大学の学費など簡単に稼げるんじゃないか。

 

 

高校は高卒就職(当時は当たり前)に備えて

職業教育に熱心でした。

上の広告は「早稲田式速記」

 

もう一つ中根式速記学校というのがあって

そこの先生が速記のデモンストレーションに訪れました。

 

どんな文字かというと

こんな文字です。

 

速記文字のアイウエオです。

 

速記の例

 

 

確かに今のテープレコーダー(当時はなかったが)のように

発言内容を正確に記録できます。

 

私も早稲田式の講義録を買って

暫く独学で練習してみました。

自分で書いた速記文字を学校に速記学校に送って添削してもらいました。

 

私の文字とは全然違う力強い文字に直されていました。

やはり適性がないしお金もかかると思ってやめてしまいました。

 

 

国会では「速記者席」というのがあって

速記者がずっと速記を続けていましたが

それも、もう廃止になったようです。

 

世の中、どうかわっていくか分かりませんね。