寄席紙切り芸の第一人者、林家正楽(はやしや・しょうらく、本名・秋元真=あきもと・まこと)さんが21日、死去した。76歳だった。告別式は近親者で済ませた。

 

 

関係者によると、19日まで東京都内の寄席に出演していたが20日に体調不良で休演。21日朝、自宅で倒れている正楽さんを家族が発見し、救急車で病院に運ばれたが、死亡が確認されたという。

 

 

 

 

紙切りって、どんな芸か分からない方もおられるでしょう。

 

寄席の舞台で、白い紙と鋏をつかって、お客様のリクエストに応じて、どんな題材でも紙に切り抜いて、額に入れてお客様にお見せする。

こんな芸です。

動画を、どうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

どんな注文でも「切れない」とは決して言わず、ひょうひょうとした一人語りと共に体をユラユラと動かし、短い時間で紙を切り抜くスタイル。寄席でトリの一つ前に出演する色物「膝代わり」の代表選手として信頼も厚く、20年に芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)、23年に松尾芸能賞の功労賞を受賞した。今年度の浅草芸能大賞の大賞にも選ばれていた。

 

また昭和の芸人が一人亡くなりました。