専門家も分かってない人類最高峰の健康法 | 直芯のブログ

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徒然なるままに、心に移り行くよしなし事を・・・

 この世に健康法は数あれど、これに勝るものはないと思われる健康法がある。その理由について今のところどの科学者も気づいてない。
 健康法と言えば運動ということになるが、ラジオ体操や気功を思い浮かべる人もいるだろう。それが最高だと思ってる人はそれでいいし、反論するつもりもない。そういう人には参考程度に聞いて貰えればいい。
 老人の運動として最もよく挙げられるのが「歩くこと」である。なぜなら、特に病気のない老人の死因として最も多いのが、大腿骨を骨折して入院し、そのまま帰らぬ人となるパターンだからだ。太陽光を浴びてビタミンDを生成することでカルシウムが骨を丈夫にする。それもあってか、昔は何かと言えば医者は「歩け、歩け」とばかり老人に言っていた。歩くことがいいと無責任にどの医者も言い続け、デューク更家の母親は医者のアドバイスに従って歩き過ぎたせいで早死にした、と聞いたことがある。それがきっかけでデューク更家はウォーキング教室を始めたらしい。正しく適度な歩き方でないと健康法にはならないと考えたのだろう。
 私はここに別のアプローチを考える。地上を歩くこと、特に土の上ではなくアスファルトの上を歩くことは地面からの衝撃が大きく、却って膝を痛めることが多い。今では歩くことが健康にいいとは言わなくなった。ノルディックウォーキングなども登場しているが、もう一つ私が注目して欲しいのが水中ウォーキングだ。
 「なんだ、そんなことか」と思わないで欲しい。ここからがこの話の本番である。
 昔は市民プールで歩いている人がいると、ピーッと笛を鳴らされ注意されたものだ。それが今ではなぜ積極的にプールを歩くことが推奨され、どこの市民プールも歩くコースが設置され、むしろ歩くコースを重要視して様々な工夫を凝らすようになったか、その潮流を創った人がいることを御存知だろうか?
 これはその経緯に関わった一部の人達しか知らない話で、その人は伝説的な人物であるのだが、何しろここに企業のパクリ問題が絡んで来るので、パクリの発覚を恐れた企業が、この情報を公開しようとすると必ず名誉棄損だの営業妨害だの言って法的に隠蔽しようとする。そのせいで、この伝説的人物の名前は多くの人から封印されている。
 考えてみれば、スノーボードを日本の持ち込んだ中心人物も、多くの人が知らない。中には長野県だと思っているバカもいる。新潟県湯沢の浅貝スキー場にあるムラサキスポーツの店長が、スノーボードをアメリカから持ち込んだ。それも、本人が自分で話さない限り誰にも知って貰えない。
 それよりやや後の時代になる1989年頃、滋賀県在住の平田恵子という人物が、スポーツクラブWell・Be水口にて始めたノウハウが水中ウォーキングの始まりである。最初は平田教室と呼ばれていたが、そのプログラムを約1年間Well・Beのスタッフが観察した後、水中ウォーキングという名称で当人に無断で有料プログラム化した。後に他のスポーツクラブが見学に訪れ、全国へと飛び火して行った。そのことはWell・Be水口のスタッフが平田恵子氏本人に感謝の意を述べた年賀状を送っているので、そのことでも証明できる。水中用のグローブを着けさせて水の抵抗を大きくする等の工夫も平田氏が元祖である。
 これが水中ウォーキングが日本で発祥したいきさつだが、水中ウォーキングの何が重要なのかというと、色んな専門家が「水が重力を緩和するから膝を故障しない」とか「水圧がかかるから効率良く筋肉が鍛えられる」とか様々な見解を述べているのでここでは省く。
 私はこれが人類最高峰の健康法であると強く主張する理由は、人類の発祥そのものに関わって来るからだ。ここに気づいた専門家がいない。
 人類にはなぜ体毛がないか御存知だろうか? 脊椎動物の進化の頂点に立つ鳥類には羽毛、哺乳類には体毛がある。それが常識である。なぜ人類は頭にだけ毛が生えているのか? 服を着るようになったからだと言う人もいるが、それだけでは説明がつかない。
 ここで、或る学説がある。人類はその発生時、生存を脅かされるライオンや虎のようなネコ科の肉食動物から身を守るため、水の中で生活したという説がある。体毛のない哺乳類と言えば、人類の他にクジラやシャチやイルカしかいない。水の中で生活する動物だけが、体毛がないという点で共通している。つまり、首から下だけ水に浸かった状態で多くの時間を過ごしていたということだ。それができるのは二足歩行のメリットである。二足歩行は他の動物より走ることが遅い分、高い身長で首から上を水上に出せるメリットを生んだ。だから体毛は髪の毛やヒゲが多いのである。
 この考えに基づくと、水中ウォーキングとは人類の肉体の形成過程に基づいた運動と言える。人類の肉体にとって最も理想的な、最もそれに合った環境での運動ということになるのだ。だから特に老人にとってこれが一番いい。「接骨院に行くよりプールで歩いた方が体の調子がいい」と、実際にやってる人はみんな言う。
 決して泳がなくていいのだ。泳げるかどうかは関係ない。誰にでも優しく、そして効率良く自然に体を本来の状態に戻してくれる。その価値に気づく専門家はいないのだろうか?
 どこの市長・町長も、自分の地域に歩けるプールを一つは造るべきである。これができてない政治家は社会情勢を見ておらず、政治家として恥ずかしい。