ジンクスは神であり絶対・・・と言いたいところだが、理詰めすると偶然の連続だったり、それを覆す要素があったりと盲信はできない今日この頃。

中国勢は8強進出しない(直近で10春・23春のみ)ジンクスと、九州覇者は8強進出する(15春〜22春)ジンクス。
この2つに関して悩みに悩んだが、今回は絶対視せずに行く。

守るのは以下2点。

①関東勢の高校を必ず1校入れる(11春~)
②近畿勢の高校を必ず1校入れる(14春〜)

ジンクスは崇拝の対象ではなく、予想の延長線上にあるダメ押しの一打だと思う事にした。

では参る。

【第1】関東第一
星稜が何やら末代ポジに鎮座しており、相手は元祖「末代」のお膝元和歌山県勢だが腐っても神宮覇者。初戦は白星で飾り、その後開幕試合の勝者に撃墜されるのがオチだろう。
よって選択肢は八戸学院光星と関東第一の2択だが、共に初戦勝率高くこれが難しい。
経験豊富な洗平・岡本の左腕二枚看板擁する光星か、投打にスケール大きく秋は桐蔭撃破した関一か。
悩んだが、光星は「ノーノーを食らった高校」の看板を背負う宿命にあるため、コロナ禍突入以降東京勢の成績が良い事も考慮し機動力十分な関一を買う。

【第2】近江
3日悩んだ。近江vs熊本国府を熟考する必要があった。
豊川は低反発バットの影響をもろに受けるパターン。阿南光はそんな豊川を下すも8強は早いんじゃないかと思うのでオミット。キーパーソンは吉岡ではなく福田。
さて本題の開幕日第3試合。戦力的には熊本国府優位であり、九州覇者のジンクスを踏まえればここ一択なのだが、問題は近江の多賀爺が全国的な無名校相手に負ける絵面が一切浮かばない事。
あの馬淵監督より歴が長く、名前負けしない多賀先生が甲子園初出場の新参にカモられるとは思えない。
「九州覇者のジンクス」と言えば聞こえは良いが、振り返ればそもそもの前評判が高かった事が多く、熊本国府はこの前まで秋春地区デルトマケの県中堅校。
神村、明豊相手にがっぷり四つで寄り切ったのは恐ろしく不気味な存在だが、今は令和。根性論と勢いでどうにかなる時代ではないので、甲子園の厳しさを知り静かに去るものと予想。

【第3】健大高崎
①適用。トゥギャ崎に対する信用度は奈落の底まで落ちているが、正直ここ以外買うとするなら作新学院か中央学院になるので、現実問題一番可能性あるのはここかなと。
好投手コンビのうち石垣の調子が尻上がりで、練試では自己最速の150㌔を記録。あとは経験豊富なプロ注捕手箱山が上手くリードしてくれるだろう。
竹下擁する敦賀気比、大型チームの明豊も強く、東北の道化師順ちゃん率いる学石も侮れない存在だが果たして。

【第4】創志学園
山梨学院が昨春優勝できたのは吉田監督のWBCジンクスによるものなので、今回はいつも通りデルトマケに戻るはず。
このブロックのポイントはたった一つ。ジンクス的に絶望的な創志学園が、外弁慶モンマの魔力で「掟破り」の8強進出を決めるのか否か。これだけ。
モンマを信じるか信じないかは貴方次第。俺は信じるから創志学園を買うけど、もし信じないのであれば外大西即決で構わない。昨春の東北臭こそするけど、上羽監督は甲子園勝利経験ある方なので多分大丈夫。
なお別海町民は島影さんを信じて別海を買いましょう。

【第5】東海大福岡
耐久は絶対的エース冷水の爪が割れたらしいので除外するとして、残る3校はどこも均等に可能性があり、どこ選ぶかは好みの問題。
大谷世代に匹敵する中央学院が戦力的には優位なんだけど、問題はその大谷世代でさえ0勝2敗なのにいきなり2勝するのかどうか。
個人的にまずは甲子園1勝挙げるところからだと思っているので、東海大福岡が17春選抜と同じ要領で8強進出するものと予想。
春の福岡県勢は強いし、安田の教え受けた佐藤が力投してくれる(はず)。

【第6】京都国際
広陵は即捨て。中国勢が「掟破り」するとしたらモンマ率いる創志学園があるかないかなのに、ただのお山の大将の広陵に検討の余地なんて無い。考えるまでもなく斬る。
また青森山田も三森世代で0勝なのだから、彼らを超える何かが無い限り厳しい。兜森監督も大型チームを作るような方でなく、良くも悪くもバランス型に落ち着かせちゃう方だから。
よって高知か京都国際。ホップステップジャンプ理論で高知を買おうとも思ったが、そうなると白星数で和田恋を余裕で超える事になる。
過去2大会で東洋大姫路、履正社を撃破し高校野球ファンを驚かせ8強を目前に去った高知だが、今回も同じように広陵を撃破、アッと驚かせ次戦でフェイドアウトという流れではなかろうか?
また「センバツの主役は一人で十分」なので、長期的に見て辻井・平より中崎(奥井とのプロ注バッテリー)の方が輝きそうな気がする。よって京都国際を買いたい。

【第7】大阪桐蔭
「初戦桐蔭」のジンクスから北海は無視。松田に粘られはするけど、負ける事は無いだろう。
問題は2回戦。大阪桐蔭vs作新学院か大阪桐蔭vs神村学園になるが、波乱が起きるとしたらここだろうなと(ワンチャン準々決勝)。
胴上げ投手が小川になると睨むなら作新学院を買うべきだし、左腕今村擁し近畿キラー炸裂と踏むなら神村学園を買うべき。
桐蔭にとって怖いのはどちらかと言えば神村の方だと思うけど、俺は大阪桐蔭vs作新学院のカードになると見るので考えない。
桐蔭vs作新ならば地区相性でギリギリ誤魔化せると思うので脳死桐蔭予想とする。守備力さえ改善されれば適応力十分な大阪桐蔭優勝とかいうおもんないオチが最有力だから、しょうがない。

【第8】愛工大名電
春は名電、夏は節電・停電・漏電・ダ名電な愛工大名電と、強打世代の時に走り貧打世代の時は走らない報徳学園。
今回は春の名電vs貧打世代の報徳の構図。こんなわかりやすい問題、近所のボーイズリーグの少年達でも解ける。
それ抜きに考えても、伊東・大泉ら超高校級の名電投手陣を報徳打線が打ち崩せるとは思えないので、どのみち名電じゃないかね。
打撃型の常総と、震災の影響受けまくりのJAL石川は論外。





オマケ。優勝校予想
◎大阪桐蔭
○作新学院
▲愛工大名電
△創志学園

大阪桐蔭だと思うけどね。止めるなら作新か神村か名電。