坂東三十三観音巡礼に行ってきた。参拝した札所は、坂東最難所とされる二十一番日輪寺。今回はバスではなく、水郡線常陸大子駅からレンタサイクルで参拝に向かう。天候は、若干冷えるものの快晴。
上小川付近の久慈川
常陸大子駅構内の水郡線車両
常陸大子駅舎
湯の里大橋から見た久慈川
まずは、県道160号線を北上する。
八溝山遙拝所
りんご園や大子おやき学校を通過し、県道159号線から県道28号線に入る。しばらく走ると鳥居が見えたので、参拝する。
近津神社(上野宮)
社号標&鳥居
鳥居
社務所?
参道
随神門
随神像
境内
手水舎
拝殿
拝殿&本殿
境内社
稲荷社
近津神社参拝後、県道28号線を更に北上する。
八溝川
いよいよ県道248号線(八溝山公園線)に入る。
金山坑道跡
大山祇神
かなりの勾配の坂をひたすら登り、疲労困憊しながらも、目的地の日輪寺に何とか到着。
日輪寺入口
日輪寺 参道石段
観音堂
旧本堂
天台宗寺院。山号は八溝山。本尊は十一面観音。創建については不詳であるが、寺伝では白鳳年間(7世紀後半)に役小角が開いた寺と伝えられる。その後廃寺となったが、大同2年(807年)空海が、本尊に自作の十一面観音を祀り中興したと伝えられる。
文明年間(15世紀後半)には、総欅造りの本堂に地蔵堂など堂宇のすべてが揃う大寺であったとされる。江戸時代には幕府から朱印状7石を与えられたが、明治時代に入ってからは衰退し、1880年(明治13年)には山火事に遭い、本尊を残して全て焼失。現在は戦後再建された観音堂ほか数棟を残すのみとなっている。
納経後、猛スピードで常陸大子駅まで戻り、自転車を返却して、帰途についた。朝9時にお借りして、返却したのは午後2時過ぎ。電動自転車(マウンテンEバイク)とはいえ、冬期に日帰りで、常陸大子駅から八溝山頂まで行って帰ってくるというのは、ちょっと無謀だったのかもしれない。