季節はめぐり
クリスマスになって
彼からのメッセージがあった
2ヶ月ぶりの連絡
彼は私のことを忘れてはいなかった
今でも君のことを想い続けている
君の顔が脳裏に浮かんで
会いたくて堪らなくなる
Merry Christmas という言葉と共に
彼の私への熱い想いが
切々と綴られていた
涙が止まらなくなった - - -
クリスマスの装飾に彩られた
彼が住む街を
二人で歩く 私を想像して - - -
彼が去った後
何度か京都を訪れたが
哲学の道だけは行けなかった
彼とはこの矢印がある
この場所で別れた
彼は南へ - - -
私は東へ - - -
決して振り向かないで歩いて行こうと
約束し合って
あてもなく東へと歩きながら
彼との約束を何度も破りそうになった
溢れる涙を指先で拭い
視界が涙で滲んで見えなくなる
私もあなたに会いたい
会いたくて堪らない
でももう - - - 私たちは振り向いてはいけない
振り返ってはいけないのよ
私はそう返事を書いた
彼からの
メッセージは途絶えた
これでひょっとして
彼からのメッセージがあるのでは?
と携帯を頻繁にチェックする
あの地獄から解放される
あなたの温かい
包みこむような 大きな手
私の細い指先に触れていた
あなたのあの手と指の感触だけが
私が触れた
唯一のあなたの皮膚の感触
その温もりを - - -
いつまでも - - - 忘れない - - -
今でも瞳を閉じると
あの光景が甦る
秋が
静かに訪れようとしていた
一人旅が似合う 美しい街 - - -
京都の情景が - - - ✨
映美✨
私たちは歴史のほんの一瞬を生きている
それが人生
夢のような時間が終われば
やって来るものは
孤独と哀しみ
去って行った二人の朝に
お別れのキスをしたけれど
心の奥底で納得していないことは
あなたも気づいているはず
道は狭くて途轍もなく長い
眼と眼が合えば
愛が込み上げてくる
私は恋する女
私たちを隔てる
この大きな海を越えて
あなたを
抱きしめることができたら
どんなにいいかしら ?
Life is a moment in space
When the dream is gone
It’s a lonelier place
I kiss the morning goodbye
But down inside you know
We never know why ?
The road is narrow and long
When eyes meet eyes
and feeling is strong
I am a woman in love
We maybe oceans away
and I do anything to get you
into my world
and hold you within ?
店先で
薔薇の花束を眺めていたら
夫が
赤い薔薇のブーケを買ってくれた
夫が選ぶのは
いつも赤い薔薇
私が一番好きだと知っているから
リチャードだったら
どの色を選ぶだろう?
元気が出る オレンジ色 ?
清楚な
レモンイエロー ?
それとも
妖艶な薄紫色 ?
いいや違う
彼も - - -
やっぱり赤い薔薇を選ぶと思う
私という