ナパやソノマと肩を並べる
ワインの生産地・メンドシーノ
澄み切った 秋晴れの
ある晩秋の日の朝
郊外のワイナリーを訪れた✨
そこで 友人が働いているからだ
ゴードン✨
街に住む大工で このワイナリーで
酒樽作りを手伝っている
窓の修理や水漏れなど
滞在しているコテージの
ちょっとした不備を見つけては
無料で修理をしてくれる
頼もしい存在だ✨
一緒に ポーカーを興じたり
3人で クイズ番組を観たりと
気のおけない共通の友人でもある✨
だが - - - いつ頃からだろう?
ヒラリーに向ける
熱い視線に気づいたのは - - -
俺と違って - - -
健康で 若さと活力が漲って - - -
二人が
似合いのカップルに思えてくる✨
今夜も あの寝汗をかいた - - -
目眩がして
ヒラリーの求めに応じられずに - - -
君が付き合ってきた
タフな男たちとは違うんだと
つい嫌味を言って - - -
仲違いをしてしまう
悪かった
つい言い過ぎてしまって
具合が悪いのね - - -
隠さずに教えて頂戴
何も心配することはないさ
論文が書けなくて
苛立っていただけだから - - -
愛する女に 隠しごとをするのは
辛い - - -
10年も 耐えてきた
もう 治療は受けたくない
安住の地がほしい - - -
ゴードンなら - - -
彼女を幸せにしてくれる✨
海を見つめながら
そんなことを考えていた - - -
海を見つめながら
自身の人生を - - -
病魔と闘ってきた その人生を振り返る
ヴィクター
10年間 辛い治療に耐えてきたということは
言い換えれば - - -
10年間 治療によって
生き延びてきたということでも
ある訳ですよね
10年という年月を ひとつの節目と考えると
再発を繰り返す病気との闘いに
ひとつの区切りをつけたい
そして 愛するひとに別の愛を見つけて
幸せになってほしい
たった 28歳で
そんなことを考えなければならないなんて
残酷ですよね - - -
彼の心の葛藤を 表した
いいシーンだと思います - - - ✨