ミセス・パルフリー (サラ)
と別れた後
俺は - - -
フラットに帰って
無心になって - - -
新しい小説を書いた
もちろん - - -
ヒロインは彼女だ✨
彼女は - - -
その感想を言ってくれた
鋭い感性を持った
女性だと思った✨
サラは - - -
少しずつ自分の半生を語り始めた
俺は知った
彼女の夫が早くに亡くなって
その後・再婚もせずに
たったひとりで娘を育て上げたこと
そして - - -
今でも亡くなった夫を
愛し続けていることを
彼女は言った
夫のアーサーは - - -
あまりにも早くに亡くなったの
私たちの幸せの絶頂の時に
私たちが - - -
お互いのことを深く想い合って
深く愛し合っていた時期に
だから未だに - - -
彼のことが忘れられない✨
俺は - - -
彼女の話を全て原稿の裏に書いた
たとえ些細なことでも - - -
逃したくはなかった
創作に繋げるために必死になっていた
ひとりの女性の歩んで来た人生
歴史と言っても良いが - - -
それを知ることができるのは
とても貴重なことだと感じた✨
この女性は - - -
決して劇的な人生を歩んできた訳じゃない
むしろ地味な人生だったのかもしれない
でもそんな - - -
普通の人生の中にある
味わい深いストーリーを描いてみたい
何か良いものが書ける - - -
そんな確信を持った✨
続く - - -