今朝の投稿分です
第20話の始まりです 👏
朝になって
荷造りを始める
レイチェル
用意ができた彼女は
階下へと下りて
居間へと向かう
ソファーで
一晩を明かした夫に
サヨナラを言うために
窓から
外の景色を
ぼんやりと見つめる夫は
妻の気配に気づいて
振り向いて
そして尋ねる
今日まで
決して言わなかったことを
マイケルは
どんなふうに亡くなったんだ?
苦しみながら逝ったのか?
- - - と
爆風で一瞬だったわ
即死だった
夫は
溢れる涙を堪えながら
心の内を
初めて妻に語り始める
君から
逃げるつもりはなかった
でも君は心から
マイケルを愛していた
だから君をみるたびに
マイケルの声が聞こえるようで
君に触れるたびに
マイケルの匂いがするようで
居た堪れなかった
君をひとり
置き去りにして悪かった
自分でも
どうしていいのか
わからなかった
心の奥の葛藤を
やっと言葉にして
話してくれた夫を
レイチェルは - - -
固く抱きしめる
夫も彼女を抱きしめて
君は
俺の人生に於いて
最高の女だった
これから先も
ずっと - - -
と妻への愛を語るルイス
夫の自分への
深い愛情を感じながらも
決心が
揺らぐことを恐れて
彼を振り切って
その場を立ち去る
レイチェル
彼女は
自分を待つ
男性のもとへと
少しずつ - - -
少しずつ - - -
歩き出して行くのでした
次回はいよいよ
最終回
お見逃しなく (^_−)−☆